メールマガジンバックナンバー
第426号☆6月5日 2週間ぶりのメルマガです
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/6/5 第426号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
2週間ぶりのメルマガです。――先週は、あまりの忙しさのため時間がとれなかったので発行できませんでした。申し訳ありません。
なにしろ最近の国会は、ものごとが突然、決まることが多いのです。――5月26日(木曜日)の夜になって、30日(月曜日)午前に震災復興特別委員会で質問することが、突然、決まりました。そのため次の日、27日(金曜日)に大急ぎで準備をしなければなりませんでした。
通常、月曜日に質問するためには、金曜日に質問内容を「通告」をしておかなければなりません。もともと「通告」義務はないのですが、政府側(役人)が「どんな質問をしますか?」と“質問取り”に来るのです。彼らは、質問内容を事前に把握しておかなければ、いきなり質問されても大臣答弁が準備できないからです。――私は、まずテーマを「二重ローン問題」と決めて、準備をすることになりました。事務所スタッフと議論をして、資料や論点を整理し、27日(金曜日)の夕方、基本的な柱を通告をしておきました。
28日(土曜日)は、質問準備と演説会の準備をおこない、29日(日曜日)は刈谷市の演説会でお話をしました。そして、30日(月曜日)には復興特で質問をしたのです。その内容については、「奮戦記」などをご覧ください。
もう一つの「大事件」は、内閣不信任案をめぐる問題です。政治の世界は、一寸先はヤミと言われますが、ほんとうに何が起こるか分かりません。――もともと、被災者の支援と復興に全力を尽くすべきこの時期に、内閣不信任案を出すこと自体、タイミングとしてよくないことは明らかです。しかし、自民党と公明党は、どうしても不信任案を出すと言うのです。
6月1日(水曜日)に行われた野党党首会談の場で、日本共産党の志位委員長は、自民党総裁の谷垣氏に、こう言いました。――「不信任決議案を提出することは重いものがある。可決された場合、どういう対応を考えているのか。解散・総選挙を求めるのか、内閣総辞職を求めるのか。内閣総辞職を求めるとしたら、菅内閣に代わってどういう政権をつくるのか、政権構想を具体的に示してほしい」と。
ところが谷垣氏は、内閣総辞職を求める考えを表明しながら、政権構想については「確固たる展望をもっているわけではない」と答えたのです。そのため、志位委員長は「先の展望を示せないままでの不信任案の提起というのは、党略的で無責任という批判は免れない」とのべ、その後、決議案に棄権することを表明しました。
自民・公明・たち日が提出した菅内閣に対する不信任決議案は、午後の衆院本会議で採決されましたが、賛成152、反対293で否決されました。午前中に想定されていたような民主党内からの大量造反はありませんでした。不信任決議案には、松木謙公元農水政務官が賛成票を投じ、小沢一郎氏は本会議を欠席しました。
ところが、内閣不信任案が否決された直後から、ふたたび、政府・民主党の“内紛”が激化しはじめたのです。
菅総理大臣は、民主党の代議士会で、「大震災に取り組むことが一定のめどがついた段階で、若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いでいただきたいと考えている」と表明しましたが、それが「退陣表明」なのか「続投宣言」なのか、退陣するとしたら、いつなのか、激しい党内抗争が続いています。
はじめは、マスコミも「退陣表明」と報道し、鳩山前総理がその代議士会で、「復興基本法が成立し、第2次補正の早期編成のメドが立ったとき」と語ったため、早期退陣かといわれました。しかし菅総理は、2日夜の記者会見で自らの発言について、「復興に向かって2011年度第2次補正予算も必要になる。原発事故の収束もまだ途中だ。新しい社会づくりに一定のメドがついた段階で若い世代に責任を移すという意味で申し上げた」と述べました。その後、8月に辞職するという説も取りざたされています。
鳩山氏は、「ペテン師まがい」だと強く反発しました。だいたい「うそつき」「詐欺師」「ひきょう」……こんな言葉が飛び交うこと自体、尋常なことではありません。
被災地をほったらかして何をやっているのか、いい加減にせよ!というのが、多くの国民の共通の気持ちではないでしょうか。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
許せない財務省・内閣府の消費税大増税案
(「奮戦記」11.05.31より)
財務省と内閣府は昨日、「税と社会保障の一体改革に向けた集中検討会議」に対して、消費税の段階的な引き上げを打ち出した報告書を提出しました。政府が描いているのは2015年までに2〜3%ずつ2段階に分けて10%に引き上げる構想です。
報告書では、1997年の増税時の分析をもとに「増税は景気後退の主因ではない」と結論づけるなど、“大増税の地ならし”としての性格が色濃いものです。低所得者ほど負担が重くなる「逆進性」については、生涯所得で見れば小さくなるとか、「必ずしも不公平ではない」などと、きわめて挑戦的な「反論」をおこなっています。
そのうえで、食料品の税率を下げ、低所得者の税負担を軽くする「軽減税率」については否定的な見解を示すなど、低所得者や高齢者に過酷な増税を押しつける姿勢を鮮明にしています。
こんな消費税大増税の試算や案は、とうてい認めるわけにはいきません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.06.05】大阪維新の会が審議抜きで議員定数削減を単独強行
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110605-183141.html
【11.06.04】いい加減にせよ!政府・民主党の醜い内紛
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110604-222933.html
【11.06.03】税経新人会が国税通則法の改悪に反対する請願
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110603-131051.html
【11.06.02】菅内閣への不信任案否決――日本共産党は棄権
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110602-170218.html
【11.06.01】日弁連の二重ローン解消集会、消費税増税反対要請
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110601-091407.html
【11.05.31】許せない財務省・内閣府の消費税大増税案
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110531-231607.html
【11.05.30】復興特で過去債務凍結と二重ローン解消求める
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110530-170746.html
【11.05.29】愛知県刈谷市の日本共産党演説会で国政報告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110529-171402.html
【11.05.28】被災した3県の中小業者が融資問題で政府交渉
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110528-202728.html
【11.05.27】安保委で防衛省設置法改定案に対する反対討論
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110527-201431.html
【11.05.26】きょうされん愛知支部(あいされん)から要請を受けました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110526-164731.html
【11.05.25】大震災復興・支援デモを激励、愛知の医労連から要請
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110525-133039.html
【11.05.24】福島第1原発は2・3号機も炉心溶融!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110524-110042.html
【11.05.23】被災地の漁業再建は多様な漁業を大切にしてこそ
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110523-160232.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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