奮戦記
【11.05.23】被災地の漁業再建は多様な漁業を大切にしてこそ
今日から、東日本大震災復興特別委員会で審議が始まり、テレビでも放送されました。
日本共産党から質問に立った高橋千鶴子議員は、漁港と漁業の再建に対する国の姿勢を質しました。
政府が繰り返し「単なる災害復旧ではなく、創造的復興を目指す」と強調していますが、「津波で全部流されたから、何か新しいものを一気に」という発想が先に立って、被災者がそっちのけにされていないかと追及しました。
高橋氏は、復興は被災者自身が主役であり、被災者一人ひとりの生活再建・復興が土台でなければならないと強調しました。
菅総理大臣は、「基本的にはその通り」とこの立場を認めました。
また高橋議員は、鹿野農水大臣にたいし「漁港の集約・漁業の再編」について質しました。
今ある漁港を、3分の1から5分の1に減らすという案にたいし、漁協が猛然と抗議している事実を紹介し、「大臣は漁港の集約を進める立場なのか」とききました。
鹿野大臣は、「そのような立場ではない。地元漁民の意見などを尊重していく」と答えました。
一つ一つの漁港には、漁民がいて集落があります。
また、それぞれに多様な漁業をやっており、一つにまとめられるはずはなく現実的でもないことが質疑を通じていっそう明らかとなりました。
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