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メールマガジンバックナンバー

第388号☆9月3日 暑さに輪をかけているのが民主党の代表選挙

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/9/3 第388号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 夏休みのため、しばらくご無沙汰しておりました。――今週から、またメルマガをお送りします。
 9月だというのに、記録的な猛暑と熱帯夜の連続ですね。いったいどうなっているのでしょう。これまで「暑いですね〜!」というあいさつを、何度繰り返してきたことか。……イヤになるほど言いました。それでも涼しくなりませんから、もう、あきらめるしかありません。

 この暑さに輪をかけているのが、民主党の代表選挙です。 国会のなかで、必死に駆け回っているのは民主党議員だけです。
 先日も、エレベータで反小沢の急先鋒の議員に会いました。私が「代表選はどうなりますか」と声をかけると、「小沢さんが総理になったら、私なんかやめなければならない。菅さんしかない」と言ってました。また、小沢さんの重鎮の一人は「出た以上、なんとしても勝つ」と悲壮感を漂わせていました。両陣営とも、多数派工作でかなり激しくやりあっています。
 確かに、連日のニュースを見ても、2人の候補によってテレビジャック状態です。政治ニュースは、民主党のことしかないのか!と言いたくなります。

 先日、ある学者が「二重のねじれ」と言っていたのが、たいへん印象的でした。一般に「ねじれ」と言えば衆参の与野党逆転をいうのですが、そのうえに民主党の「ねじれ」があるというのです。菅さんは、やっている政策は自民党と変わらないが、手法としてはクリーンを売り物にしている。その一方、小沢さんの主張はマニフェストで掲げた生活第一を唱えているが、政治手法は古い自民党と同じ。――そういわれてみると、確かに二重のねじれにみえますね。

 ただし、もう一歩踏み込んでみると、両者の違いがどこにあるのか、まったく分からなくなります。日本記者クラブ主催の公開討論会をみても、普天間基地問題や「政治とカネ」で両者の本質的な違いは見えてきません。
 たとえば、普天間基地問題について言えば、小沢氏は「日米合意は重く受け止め、尊重しないといけない。合意を前提として話し合う」とのべています。――小沢氏は、その前の会見で「幹事長時代は政府の政策決定に全く関与していない」と言い、見直しに向けて「腹案」の存在まで示唆していたのですが、具体的な案もなく、基本線で菅さんと足並みをそろえるようになっています。

 「政治とカネ」について言えば、小沢氏は政治資金規正法違反事件について、総理になっても「逃げない」と述べました。再び検察審査会が「起訴すべき」と議決したときは強制起訴に同意する姿勢を示したのです。
 しかし、自らの疑惑について「私は潔白」という従来の主張を繰り返すだけで、反省はまったくみられません。もともと小沢氏は、たった3ヶ月前に「政治とカネ」で幹事長を辞任した人物です。そのほとぼりも冷めないのに、党首選挙に堂々と出馬するのは、とうてい国民が納得できる話ではありません。菅氏も「クリーンでオープン」というだけで、党内で疑惑を徹底糾明する自浄作用をまったく発揮してきませんでした。「対立激化」などと言われていますが、こう見てくると、いったい両者のどこがどう違うのでしょうか。

 来週は、いくつかの委員会で閉会中審査をおこなうことになります。財務金融委員会も、来週の8日(水)に質疑を行う予定です。――論戦でもしっかり頑張らなければなりません。では、また来週。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 「証人喚問から逃ない」と言うなら、なぜ応じなかったのか
                 (「奮戦記」9月3日付より)

 今日午前、放送された民放テレビで、民主党の代表選挙に出馬した小沢一郎氏は、野党が要求している「政治とカネ」に関する国会での説明について、こう述べました。「政治倫理審査会や証人喚問から逃げてない。受けたって一向に構わない」と。
 それなら、これまで国会の予算委員会、議院運営委員会、倫理選挙特別委員会で、野党が「証人喚問」を要求したとき、なぜ応じなかったのでしょうか。そのときは、民主党あげて「拒否」したではありませんか。それだけでなく、疑惑をもたれた議員が弁明できる政治倫理審査会にさえ、本人の申し出がおこなわなかったのは、なぜでしょうか。
 はじめから、説明する必要などいっさい感じていなかったからではないでしょうか。
 本人が、「逃げない」「受けたって一向に構わない」というなら、いまからでも正々堂々と証人喚問に応ずるべきです。

 ≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.09.03】「証人喚問から逃ない」と言うなら、なぜ応じなかったのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100903-170705.html
【10.09.02】いったい両者のどこがどう違うのか?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100902-224810.html
【10.09.01】党国対会議・議員団会議に出席し政治情勢を分析
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100901-230036.html
【10.08.31】民主党・菅内閣は庶民に大増税、大企業に減税か
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100831-215821.html
【10.08.30】円高の犠牲を労働者・中小企業に押しつけるな
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100830-233601.html
【10.08.29】名古屋市の河村市長による議会否定の暴挙
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100829-220327.html
【10.08.28】菅内閣は自衛隊の海外派兵をさらに拡大するのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100828-215412.html
【10.08.27】中津川・小池代読裁判への支援を広げよう
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100827-160000.html
【10.08.26】米政府は、どこまで沖縄県民を踏みつけにするのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100826-160000.html
【10.08.25】安心できる年金制度をどうつくるかが先決だ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100825-170000.html
【10.08.24】党国会対策委員会、議員団会議に出席しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100824-212733.html
【10.08.23】「MOF担」の亡霊が蘇ったような生保業界の政界工作
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100823-214429.html
【10.08.22】疑惑まみれの人物を代表に担ぎ出そうとする非常識
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100822-222739.html
【10.08.21】高齢者差別をこれからも続けるのか――「後期医療新制度」中間まとめ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100821-230144.html
【10.08.20】官房長官答弁、機密費「引き継いでいない」はウソだったのか!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100820-221535.html
【10.08.19】ダム推進者が「検証主体」でいいのか――国交大臣の再考を求める
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100819-174140.html
【10.08.18】公共事業チェックの会が前原国交大臣に申し入れ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100818-120343.html
【10.08.17】なぜ不安定雇用の拡大を防げないのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100817-200915.html
【10.08.16】世界一高い日本の政党助成金は直ちに廃止すべきだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100816-215405.html
【10.08.15】平和の決意を新たに──65周年の終戦記念日を迎え
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100815-214750.html
【10.08.14】内閣官房機密費の実態を徹底的に糾明せよ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100814-222252.html
【10.08.13】ダム事業検証手順「中間とりまとめ」についての意見
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100813-193651.html
【10.08.12】菅内閣は徳之島住民の「訓練移転反対」にどう応えるのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100812-235337.html
【10.08.11】自民党──こんどは「消費税率15%」ですか!?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100811-213708.html
【10.08.10】許されない生保大手の政界工作──国会議員を10段階に格付け
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100810-180000.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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