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奮戦記

【10.09.02】いったい両者のどこがどう違うのか?

   今日も政治ニュースと言えば、民主党代表選一色でした。

 菅直人総理と小沢一郎前幹事長は、日本記者クラブ主催の公開討論会に出席しましたが、普天間基地問題でも「政治とカネ」問題でも、両者の本質的な違いはまったく見えてきません。
 普天間基地問題について言えば、小沢氏は「日米合意は重く受け止め、尊重しないといけない。合意を前提として話し合う」とのべ、昨日の「見直し発言」を修正しました。
 ――小沢氏は、同日の会見で「幹事長時代は政府の政策決定に全く関与していない」と言い、見直しに向けて腹案の存在まで示唆していたのですが。……

   「政治とカネ」ではどうでしょう。
 小沢氏は政治資金規正法違反事件について、総理になっても「逃げない」と述べ、再び検察審査会が「起訴すべき」と議決したときは強制起訴に同意する姿勢を示しました。
 しかし、自らの疑惑について「私は潔白」という従来の主張を繰り返すだけで、反省はまったくみられません。
 小沢氏は、わずか3ヶ月前に「政治とカネ」で幹事長を辞任していた人物です。それなのに、党首選挙に堂々と出馬するというのは、とうてい国民が納得できる話ではありません。
 菅氏も「クリーンでオープン」というだけで、党内で疑惑を徹底糾明する自浄作用をまったく発揮してきませんでした。

 「対立激化」などと言われていますが、いったい両者のどこがどう違うというのでしょうか。

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