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奮戦記

【10.08.25】安心できる年金制度をどうつくるかが先決だ

   昨年度の国民年金保険料の未納率が過去最悪の40・02%となるなど、年金制度の根幹が揺らいでいます。

 この背景には、保険料負担が重すぎて払えない人々が増えているからです。また、民主党の主張する制度改革の行方も不透明で、年金に対する信頼が失われているからでしょう。
 これらの問題をどう打開し安心できる年金制度をつくるのか、この点での真剣な検討が求められています。

   ところが、厚生労働省と財務省は、滞納者に対する初の強制徴収手続き概要を決めました。当面は、年間所得1000万円以上で、財産を隠匿するなど悪質なケースを対象とするとしています。
 しかし、将来、その対象が一般の人々に拡大されないという保障はありません。
 順序が、逆ではないでしょうか。

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