国会での活動
国会での活動 − 国会質問、医療・介護・年金・障害者
【13.05.17】障がい者が識別しやすい紙幣、利用しやすい金融機関を目指して
2013年4月26日、財務省と日本銀行と国立印刷局は、視覚障害者が使いやすい紙幣にする取り組みとして、5千円券のホログラムの拡大や券種の識別機器の開発などに着手しているとことを発表しました。
リンク【財務省】日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します
5月17日の財務金融委員会で、佐々木憲昭議員は、この問題を取り上げました。
佐々木議員は、これまでにも「金融のバリアフリー」を一貫して求めてきました。
質疑のなかで、佐々木議員は「一歩前進」と評価しつつ、いっそうの改善に向けて障害者の声をくみつくすべきだと主張しました。
山口俊一財務副大臣は「ご指摘の通り。できるだけ幅広く意見を聞き利用者の立場にたって改善していきたい」と応じました。
佐々木議員は「買い物で後ろに人が並ぶと焦る。紙幣の隅々まで触って判別するのは難しい」など視覚障害者の切実な声を示しました。
障害者と協議してユーロ紙幣を発行する欧州の取り組みにもふれ、「一瞬にして形や手触りでわかる紙幣」などの具体的な改善を促しました。
麻生太郎財務大臣は「ユーロの基本的な考え方はまったく理解できる」、山口副大臣は「欧州は福祉の視点に立っており、さすがだなと思う」と答えました。
また、佐々木議員は金融機関のバリアフリーについても質問。
視覚障害者が金融機関の窓口でおこなう代筆依頼への対応を徹底するよう求めたのに対し、麻生大臣は「きめ細かい対応が必要。金融庁としても金融機関に対してさらに徹底させたい」と表明。
点字の通帳など視覚障害者が取引の履歴がわかる書類の発行についても「障害者の利便性がいっそう高まるように、金融機関の取り組みを促すよう進めたい」と述べました。
リンク【憲昭国会質問データベース】障がい者が識別しやすい紙幣、利用しやすい金融機関を目指して
リンク【YouTube佐々木憲昭チャンネル】障がい者が識別しやすい紙幣、利用しやすい金融機関を目指して(約30分)
これまでの佐々木議員の取り組み
障害者が使いやすい紙幣をめざして
リンク【05.11.24】視覚障害者の財務副大臣交渉に同席
リンク【05.08.02】「視覚障害者が識別しやすい紙幣に」佐々木議員が要求・国会質問
リンク【08.02.25】「識別しやすい紙幣を」と視覚障害者が財務省要請
リンク【12.10.15】「紙幣サイズの変更を」視覚障害者の財務政務官要請に同席
リンク【13.04.26】財務省がお札の識別性を向上させるための取組みを実施
金融機関のバリアフリーをめざして
リンク【04.04.20】全銀協会長に障害者に使いやすいATM改善を要望
リンク【04.05.26】財金委で金融庁に障害者対応のATMを普及すべきだと要求
リンク【04.11.02】視覚障害者に対応できる銀行ATMが増加
リンク【05.04.13】西川全銀協会長に障害者への対応を質問・国会質問
リンク【05.06.21】障害者対応のATMについて郵政特で質問・国会質問
リンク【YouTube佐々木憲昭チャンネル】「誰もが利用しやすい金融を 国会で取り上げ前進」 佐々木憲昭の国会論戦(約24分)(2005年夏作成)
リンク【07.10.24】視覚障害者対応のATMが3年で3倍に増加・国会質問
リンク【08.10.31】視覚障害者対応ATMが4年半で3.8倍に増加