国会での活動
国会での活動 − 政府要請、金融(銀行・保険・証券)、医療・介護・年金・障害者
【12.10.15】「紙幣サイズの変更を」視覚障害者の財務政務官要請に同席
2012年10月15日、視覚障害者の平等な暮らしと社会参加推進を求める41団体でつくる「手をつなごうすべての視覚障害者全国集会」が政府に要請行動を行い、財務省へは佐々木憲昭議員が同席しました。
財務省では、視覚障害者が紙幣の種類を識別できるようにサイズや材質に変化をつけることを求めました。
参加者は、2千円札と5千円札のサイズが同じで、マッサージの客からだまされたこともあると告発。
紙幣のサイズ変更に伴う現金自動預払機(ATM)や自動販売機の対応が困難だとする財務省に対し、佐々木議員は「利用者に合わせて機械を変えていくべきだ」と指摘。柚木道義財務政務官は「お札の大きさを『生活インフラ』として取り組ませていただきたい」と述べました。
財務省への要請文
- 視覚障害者が、紙幣を容易に識別できるようにしてください。そのために、材質及び長さの違いを広げるなどを検討してください。
- 紙幣の識別を容易にする手がかりとして、私たちは以下のように考えています。これらを基に、だれもが使いやすい紙幣を開発する場を設けてください。
- 縦横の長さを変えて識別できるようにする。
- 2千円・5千円・1万円を識別する物質を混ぜて紙幣をつくり、その紙幣を瞬時に識別する極めて簡易な機器を開発し、必要とする視覚障害者に配布する。
- 縦横の長さを変えて識別できるようにする。
- 2千円札の流通を直ちに中止してください。2千円札は、視覚障害者の紙幣識別の困難を助長し、生活に大きなバリアを持ち込む要因となります。
佐々木議員は、これまでにも視覚障害者の皆さんから要請を受け、国会の質問で取り上げ、政府要請に同席しています。
リンク【05.11.24】視覚障害者の財務副大臣交渉に同席
リンク【05.08.02】「視覚障害者が識別しやすい紙幣に」佐々木議員が要求
リンク【08.02.25】「識別しやすい紙幣を」と視覚障害者が財務省要請