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国会での活動

国会での活動 − 政府要請医療・介護・年金・障害者

【08.02.25】「識別しやすい紙幣を」と視覚障害者が財務省要請

   2008年2月25日、「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」(正岡光雄代表)の皆さんが、お札の識別問題で財務省に要請を行い、佐々木憲昭議員も同席しました。

   この日の要請では、視覚障害者の方々から「領収書とお札を間違えた」「現在の識別マークでは分かりにくい」など、切実な実態が紹介され、「紙幣については、視覚障害者にも瞬時に識別できるものにして下さい」と訴えました。
 紙幣のなかでも、特に2000円札と新旧5000円札は、幅がいっしょで長さは、わずか1ミリしか違いません。そのため、「2000円札の流通を中止してほしい」と要請しました。
 対応した財務省理財局国庫課長らは、「お札はすべての国民が使えるものでなければならない」「今日は御意見をうかがって、勉強したい」といい、要望に耳を傾けていました。

   佐々木議員は、これまでにも視覚障害者のみなさんの要望を受け、財務省・日本銀行に対し国会質問を行ったり、財務副大臣要請に同席してきました。

財務省への要請文

手をつなごう全ての視覚障害者全国集会
代表 正岡 光雄

要 請
 視覚障害者の平等な暮らしと社会参加、その実現と推進に対する貴職のご助力に敬意を表します。
 当会は、1984年の結成以来、視覚障害者の平等な暮らしと社会参加の推進を、要求の一致に基づき、団体の違いを越えてめざしています。現在41の団体が加盟し、毎年2回の全国統一行動に取り組み、厚生労働省・JR東日本など国や公的な機関に対する要請及び講演会などを行っています。
 さて、国は、障害者基本法に基づく障害者基本計画と、障害者自立支援法に基づく障害者福祉計画によって障害者も安心して暮らせる社会づくりをめざしています。しかし、私たちの「暮らしの平等」と「社会参加」は、まだ夜明け前といわざるをえません。なぜならば、視覚障害者には「歩行・移動」「読み書き」「就労」の権利さえ平等に保障されていないのが現状だからです。この3つの不自由を克服し、自由に社会参加するには「社会福祉・社会保障制度と技術開発」「視覚障害者に対する啓発と理解」「人権と民主主義」を飛躍的に進めなければなりません。
 貴職におかれましては、これらのことを十分にご理解いただき、下記について、要請いたします。

内 容
2000円札の流通を直ちに中止して下さい。
 2000円札は、視覚障害者の紙幣識別の困難を助長し、生活に大きなバリアを持ち込んでいます。

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