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メールマガジンバックナンバー

第377号☆5月16日 与野党の対立が激化し始めて…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/5/16 第377号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 “目に青葉 山ほととぎす 初がつを”……若葉が目にまぶしい清々しい季節を詠んだものです。──このごろの初夏の陽気とともに、この句が頭に浮かんできます。でも、“初がつを”を“花かつを”と言い間違えると大爆笑!となりかねませんので気をつけましょう。(^^;)
 私は、この土・日、母の三回忌で北海道函館市に行っておりました。函館は、ちょうど桜が満開で、美しい星の形をした五稜郭城跡の公園を訪ねると、いっせいに咲いたじつに見事な桜が公園全体に広がっていました。私は、高校時代、この五稜郭公園のすぐ隣にあった函館商業高校に通学しておりました。すでに高校は、移転していますが、懐かしい正門跡のモニュメントが残されています。──今年は、桜前線の北上とともに2度の桜見物をしたことになります。

 さて、最近の国会議事堂のなかはどうでしょう。重苦しいマグマがうっ積し、次第に与野党の対立が激化し始めています。政権与党の民主党が、60本以上法案を出したのに成立させた数が少ないとマスコミに書かれたため、「滞貨一掃」とばかりに強引な議会運営をおこない始め「強行採決」を連発しています。
 内閣委員会では、与野党の合意がないにもかかわらず、委員長が突然質疑を打ち切って強行採決に踏み切りました。議場は騒然となり、その混乱のさなか民主党の女性議員が転倒して「負傷した」のですが、その真相をめぐって自民党と民主党が激しく攻撃しあい、民主党が「懲罰動議」を提出しました。
 他方、経済産業委員会でも、強引な運営で混乱した事態が発生しました。水曜日の午前中に開かれた経済産業委員会の理事会では、委員長が「委員会は延期し金曜日に行う」とのべていたのに、夕方になって突然、委員長職権で委員会を開会し、質疑・採決を強行したのです。これは、あまりにも一方的だということで、私も出席している議院運営委員会で事実関係を精査することになり、結局、法案を本会議にそのまま上程することをやめることになりました。もう一度、週明けの経済産業委員会で補充質問を行い、確認の採決をやることになったのです。

 さらに重大なのは、与党が14日(金)の夕方、「国会改革」関連法案を国会に提出したことです。国会審議のルールを決めるものですから、各党の協議と合意が不可欠です。それを、与党だけで一方的に提出して多数で押し通そうというのは、絶対に許せるものではありません。日本共産党をはじめ、野党5党の書記局長・幹事長が13日(木)に集まり、「提出反対」で一致し、与党側に厳しく申し入れていたにもかかわらず、与党は翌日に提出を強行したのです。こんな強引な国会運営がおこなわれるなら、野党側は「重大な決意」で臨むことになります。
 明日17日(月)、野党側は、国対委員長会談などで対応を協議し、沖縄・米軍普天間基地問題と「政治とカネ」問題での予算委員会集中審議をおこなうこと、また「国会改革」関連法案を撤回すること等で一致してたたかう方向です。与党側の出方によっては、いよいよ与野党が激突する重大な局面に入ることになるでしょう。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 小沢氏は政倫審に逃げ込まず、証人喚問に応ずるべきだ
                       (5月15日付「奮戦記」より)

 時事通信社が5月7〜10日に実施した世論調査によると、鳩山内閣の支持率は19.1%となり、昨年9月の政権発足してから初めて2割を切りました。小沢氏と鳩山総理の「政治とカネ」、さらに「普天間問題」が、支持率低下の大きな要因となっています。
 小沢氏は13日、広島市で記者会見し、資金管理団体の政治資金規正法違反事件に関して衆院政治倫理審査会への出席と東京地検特捜部の聴取に前向きに応じる意向を表明したと伝えられています。検察審査会が「起訴相当」と議決し国民の批判が、かつてなく高まったのが理由でしょう。
 しかし、政倫審は、弁明したい人が“開いてくれ”と申し立てて開かれるもので、本人が希望しなければ、国民の目にもマスコミにも、さらされない非公開の場でおこなわれるものです。しかも、議事録さえつくらないのです。証人喚問とは異なって偽証罪にも問われることがありません。──これでは、真相解明につながらないことは明らかです。
 いま、必要なことは、小沢氏をはじめ関係者を証人として喚問し、真実を語ってもらうことではないでしょうか。国会がやるべきことは、事実を究明し、国民の前で道義的政治的責任を明らかにすることです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.05.16】与党・民主党による一方的な「国会改革」法案提出は認められない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100516-215143.html
【10.05.15】小沢氏は政倫審に逃げ込まず、証人喚問に応ずるべきだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100515-164458.html
【10.05.14】生存権を脅かす地方税徴収行政の是正を求める集会で挨拶
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100514-215052.html
【10.05.13】「政治主導確立法案」を議題とすることについて議運委で意見表明
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100513-204925.html
【10.05.12】「政治主導確立」法案の審議入りに反対する
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100512-222405.html
【10.05.11】雨のなかデモ激励。与党の強引な国会運営を批判
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100511-190317.html
【10.05.10】国民の期待に応える国会に──議運委理事会で主張
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100510-231854.html
【10.05.09】終盤国会で問われる「政治とカネ」「普天間基地」
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100509-224436.html
【10.05.08】三重県で事務所開き、東海四県業者後援会決起集会で報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100508-214202.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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