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メールマガジンバックナンバー

第376号☆5月8日 大型連休後、政治の激動を目前に…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/5/8 第376号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 今年の「大型連休」(ゴールデンウィーク)は、天気がたいへん良くて、ほんとうに気持ちのいい陽気でした。──メーデー、憲法記念日、各種集会などもありますが、そのあい間を縫って、わが家で猫の額ほどの狭い庭に野菜の苗を植えたり、ドライブに出かけてすがすがしい新緑を味わったり……。皆さんは、どのようにお過ごしでしたか?

 「ゴールデンウイーク」という言葉は、最近使われなくなったようですね。その原因は、どうも放送する側の事情があったようです。──NHK放送文化研究所によりますと、もともと「ゴールデンウイーク」(黄金週間)という言葉は、連休で観客の入りがよかったため、この期間中に大作をぶつけるようになった映画界が宣伝も兼ねて作り出した言葉で、昭和27〜28年(1952〜53)ごろから一般にも使われるようになったのです。ところが、1970年代の「石油ショック」以降、「のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ」といった電話が放送局に何本もかかってくるようになったそうです。また「カタカナ語・外来語はできるだけ避けたい」「長すぎて表記の際に困る」など放送制作現場の声もあったこと、そのうえ、週休2日制の定着で前後の土曜・日曜を加えると10日ぐらいになることもあり、ウイークも的確な表現ではなくなってきたこと……等々。ということで、放送では原則として「ゴールデンウイーク」は使わず、「大型連休」を使うようになったそうです。

 今年の「大型連休」期間中も「のんきに休んでられない」緊迫した状況が、普天間基地の撤去問題に関連して続きました。
 昨日も鳩山総理が、米軍普天間基地撤去問題で、「移設先」と想定している鹿児島県・徳之島の天城、伊仙、徳之島の3町長などと首相官邸で会談し、基地機能の一部受け入れを正式に要請しましたが、3町長は拒否する考えを明らかにしました。そして、このような話なら「二度と会わない」という姿勢を示しました。
 鳩山総理の発言があまりにも「軽い」ことも不信を広げてる要因となっています。昨年の総選挙時に「最低でも県外移設」と言ったのに、あれは「選挙の公約ではない」と述べたことが、それを象徴しています。これは、あまりにも国民を愚弄したものといわなければなりません。──政党の党首の発言は、一般的に党の公約と受け止めらるのが常識です。党首の発言が「公約ではない」とすれば、党首が何を言おうとまったく信用されなくなり、国民が選挙で判断する基準を失ってしまいます。

 さらに鳩山総理は、「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊が)抑止力を維持していることが分かった」と述べました。これも、火に油を注ぐものとなりました。いったい鳩山さんは、誰から何を学んだのでしょう。──民放テレビである評論家は「防衛省や外務省に丸め込まれたのではないか」と指摘しています。もともと沖縄の海兵隊は「日本防衛には充てられていない」と、1982年当時のワインバーガー米国防長官が明言している部隊です。
 沖縄の海兵隊は、日本など特定の地域を守る任務を持たず、世界中の戦争に「殴りこむ」ための軍隊です。日本を守る「抑止力」だなどといってごまかし、基地を押し付けようというのは、詭弁以外のなにものでもありません。──普天間基地の県内・国内「たらい回し」を断念し、無条件撤去を求めて対米交渉に踏み切る以外に道はありません。

 5月政変も囁かれるなど政治の激動を目前にしています。参議院選挙をひかえ、いよいよ日本共産党の出番です。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 野中氏が官房機密費の使途を証言──「政治歪める」と指摘
                       (5月2日付「奮戦記」より)

 「読売新聞」の報道によると、小渕内閣のときに官房長官を務めた野中広務・元自民党幹事長(84歳)は、官房機密費(内閣官房報償費)について、「私が官房長官当時、毎月5000万円、最高で7000万円程度使っていた」と証言しました。
 その内容は驚くべきものです。──「前任の官房長官の秘書官から渡された引き継ぎノートに基づき、評論家や与野党の国会議員に機密費を配った」。「首相に月1000万円、国会で野党対策にあたる自民党の国会対策委員長と参院幹事長にそれぞれ月500万円を配った」。「評論家の元議員が、当時の小渕首相に『家を建てたから3000万円ほしい』と求めてきたり、野党の元議員から『北朝鮮に行くから』と機密費を要求されたりしたこともあった」というのです。
 このような使途を明かした動機について、野中氏は「私も年で先がない。政権も代わったので悪弊を断ち切ってもらった方がいいと思った。自分はできなかったが、政治をゆがめる機密費は廃止した方がいい」と語ったそうです。──国民の税金を食いものにし、政治を腐敗させるような官房機密費は、根本的に見直すべきです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.05.07】徳之島3町長が米軍基地機能の受け入れ拒否
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100507-210929.html
【10.05.06】党首の発言が「公約でない」なら国民は何を基準に判断すればよいのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100506-232524.html
【10.05.05】鳩山総理は何を学んだのか──「海兵隊=抑止力」論の幻想
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100505-210127.html
【10.05.04】これでは“元の木阿弥”だ!──鳩山総理が沖縄・徳之島案を表明
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100504-183828.html
【10.05.03】憲法タウンミーティングのパネリストをつとめました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100503-232756.html
【10.05.02】野中氏が官房機密費の使途を証言──「政治歪める」と指摘
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100502-224322.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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