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第378号☆5月22日 国会はいっそう緊迫の度を深めつつあり…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/5/22 第378号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 急に暑くなってきました。ところによっては30度を超えています。湿度も高く、まるで梅雨に入ったような感じですね。皆さんのところは、いかがですか。

 国会は、会期末(6月16日)に向けて、いっそう緊迫の度を深めつつあります。野党側は、政治とカネの集中審議、小沢氏などの証人喚問を求めていますが、ほとんど“なしのつぶて”です。その一方で、民主党の強引な議会運営がおこなわれ、委員会での強行採決の連発、職権による本会議立てもおこなわれています。
 議院運営委員会の理事会で、民主党理事は「国会に63本の法案を提案したが、まだ30本しか通っていない」と嘆き、自分たちが出した法案をろくに審議しないで通そうとするようになりました。議運理事会では、強行採決をした常任委員長の解任決議案の取り扱いを巡って議論したり、本会議での法案の趣旨説明・質疑をどのようにおこなうかをめぐって議論が白熱するなど、ますます長い時間がかかっています。
 18日(火)には、与野党合意のないまま、一方的に与党が本会議で郵政法案の趣旨説明・質疑をこない、これに野党側が厳しく抗議し、いっせいに退席しました。背景には、14日(金)に、与党が突如として「国会改革」関連法案を国会に提出したことがあります。
 国会法改正案は、国会審議の土台を決める法案ですから、各党間の協議と合意が不可欠です。それを、与党だけで一方的に提出して多数で押し通そうというのは、絶対に許せるものではありません。野党は、撤回をもとめています。

 昨日ひらかれた倫理選挙特別委員会でも、激しい与野党攻防がおこなわれました。まず野党が、職権で委員会が立てられたこと、この間の野党の要求について与党の回答がないことに抗議。議題となっている「国政選挙執行経費法案の採決は認められない」と主張しました。理事会は紛糾しましたが、法案の趣旨説明・質疑が終わった段階で、理事会を再会し、採決について協議することを確認、委員会が開かれました。私の質問内容については、「奮戦記」をご覧ください。
 自民党質問時間は、35分間でしたが、質問していたのは15分くらいで、「私の質問時間中に理事会を開いて、証人喚問を決めろ」「今日、執行経費法案の強行採決が行われたら、ネット選挙運動解禁の成立が難しくなる。この質疑中にネット選挙運動解禁法案の審議入りを確約せよ」と主張しました。現場にいた私も、これはかなり無理な要求に思えました。委員長が、一時速記を止めて理事協議をしましたが、途中で速記を起こしそのまま質疑時間が終了しました。
 その直後に、理事会が再会されました。私は、「今日の採決はあきらめて、来週火曜の午前までに委員会を開いて採決する。それまでに、与党は前向きな回答を持ってくること」と提案しました。与野党の筆頭理事が、それぞれ国対と相談するため、理事会は一時休憩となりました。ところが、与党の筆頭理事は、民主党の国対から「来週採決しても、その後スムーズにすすめるという確約がないのであれば、今日中に強行採決をやれ」と指示を受けたり、野党の筆頭理事が自民党の国対から「火曜の午前に荷崩れしたままなら、緊急上程は難しい」との指示を受けたりで、錯綜しました。
 月曜に採決を行うという案も出されましたが、野党筆頭理事は「自分の日程が入っているから、月曜は無理。それなら今日、強行採決されたほうがいい」と言い出す始末で、ますます迷走状態になりました。私は、「野党がこぞって今日の採決に反対しているときに、そんなことを言うべきではない」とたしなめ、その主張は取り下げとなりました。
 その後、理事会が再開され、委員長が「月曜に採決を行う」と提案し、共産・公明は「今日の強行採決がないのであれば、月曜に採決することに反対しない」と発言。委員長の職権により、月曜に委員会を開き、質疑終局宣言を行い、討論・採決を行うこととなったのです。委員会は、休憩のまま散会となりました。
 一般の人々から見れば、実にわかりにくいゴタゴタです。──このようなことが続くのは、内閣支持率が19.1%にまで落ち込んだことに見られる政権基盤の弱さの反映でしょう。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 口蹄疫対策を本会議の議題とし予算委で集中審議を
                    (5月20日付「奮戦記」より)

 口蹄疫被害は、日増しに深刻の度を深めています。政府の対応が、初動で遅れ、与党・民主党の政権担当能力が根本的に問われる事態となっています。
 日本共産党は、紙智子参院議員が4月27日に現地調査入りし、穀田恵二国対委員長も同29日に宮崎県庁を訪ね、党として対策委員会を設置し農水省に対応を申し入れています。被害は、畜産農家と関連業者の死活にかかわる大問題であり、迅速な対応が求められています。
 私は、議院運営委員会で「政府の対応について、本会議で報告を求め質疑を行うべきだ」と主張しました。また、早期に予算委員会を開き、集中審議を行う必要があります。
 日本共産党の笠井亮議員をはじめ野党理事・オブザーバーらが、鹿野道彦委員長に集中審議を緊急に開くよう申し入れました。鹿野委員長は「危機管理にかかわることでもあり、私からも現場の声を受けて強く直ちに話を関係方面に行っていきたい」と表明しました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.05.22】岡山市の演説会で国会報告を行いました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100522-182806.html
【10.05.21】財務金融委員会・倫理選挙特別委員会で質問しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100521-212046.html
【10.05.20】口蹄疫対策を本会議の議題とし予算委で集中審議を
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100520-002646.html
【10.05.19】労働者派遣法の抜本改正を──国会請願デモを激励しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100519-233909.html
【10.05.18】議院運営委員会で与党の強引な運営に抗議する意見表明
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100518-235940.html
【10.05.17】愛知・静岡・兵庫・奈良の若者から要請を受け懇談
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100517-180000.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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