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メールマガジンバックナンバー

第395号☆10月23日 各委員会で大臣の所信表明等がいっせいに…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/10/23 第395号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 このところ、清々しさを通り越して時どき寒い日もあります。山の木々だけでなく里の木にも紅葉が広がってきました。目に映る風景が、これまでの緑色から黄・赤の色に次々と染められていくような感じですね。皆さんのところでは、いかがでしょうか。

 今週の国会は、各委員会で大臣の所信表明やあいさつが、いっせいにおこなわれました。新任の大臣は「所信表明」をおこない、再任の大臣は「再任あいさつ」をおこなうというわけです。その大臣所信とあいさつに対する質疑は、一部を除いて基本的には来週におこなわれます。
 私が所属する財務金融委員会は、今週、理事懇談会を開いてその日程を協議しました。19日に大臣あいさつをおこない、質疑は来週おこなうことが決まりました。その後、筆頭理事のあいだで打ち合わせがおこなわれ、来週火曜日(26日)に質疑をおこなう予定という連絡が入りました。具体的な日程は、月曜日(25日)の理事会で確定するということになります。

 このように、国会というところは日程ひとつ決めるにも、時間をかけた手続きがおこなわれます。その手順を省略し乱暴におこなうと、いきなり与野党激突に発展する場合があります。強行採決がその典型です。――ところで、与党が強行採決をするには条件があります。衆議院と参議院の両方で与党が多数を占めているときか、参議院で与野党逆転していても衆議院で3分の2の議席を持っているときです。そのときは、野党が反対しても与党だけで、法案を通すことができるからです。
 しかし、いまは与党が強行採決して衆議院で法案を通しても、法案が成立する保障はまったくありません。なぜなら、参議院で多数を占めている野党がこぞって反対する法案は否決されるからです。参議院で否決されて衆議院に法案が送り返されてきても、衆議院では与党は3分の2の議席がありませんので、その法案を再議決して通すこともできません。――現状は、これまでにない完全な「ねじれ」国会なのです。
 こうなると、与野党が合意した法案しか通せません。たとえば、今週成立した口蹄疫の被害を受けた農家に対する手当金などにかかる税金を免除する法案が、それです。この法案は、すべての会派が一致して成立させました。

 そこで、注意しなければならないのは、与党の民主党が参議院で過半数とるため、野党の自民党あるいは公明党を抱き込む傾向を強めることです。そのときは、仮に日本共産党、社民党、みんなの党、(それに自民、公明のどちらかひとつ)が反対しても法案が通ります。――「大連立」の可能性は、いまのところあまり現実的ではありません。しかし、国民に被害をもたらすような悪い法案を、与野党が個別に多数派をつくって押し切ろうとすることは、十分あり得ます。それは、なんとしても阻止しなければなりません。
 したがって、国民の世論と運動を組織し国会活動との連携を強化することが、ますます求められているのです。

 来週には、補正予算案が提案されますが、これを小沢氏の証人喚問との関連で予算委員会でどのように扱うのか。いっせいにおこなわれる各委員会での大臣への質疑がどうなるか。そして政府から提案されている法案の行方はどうなるか?……いよいよ、今国会最大の山場に突入することになります。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 「雇用促進税制」は、はたして効果があるのか
                    (「奮戦記」10月16日付より)

 菅直人総理は「1に雇用、2に雇用、3に雇用」とスローガンを叫んでいますが、いったいどのようにして雇用拡大を実現しようというのでしょうか。総理が導入を指示したのが「雇用促進税制」だと言われています。
 それを検討する政府税制調査会のプロジェクトチームも動きだしました。「雇用促進税制」というのは、雇用を増やした企業の税負担を軽くするもので、それをてこに雇用の拡大を目指すのだそうです。
 しかし、法人税を支払っている黒字企業は全体のわずか3割弱に過ぎず、あとの7割の赤字企業は中小企業がほとんどです。その中小企業に、圧倒的多数の労働者が雇われているのです。
 財務省幹部は、「もうけが出ず、法人税を納めていない企業には優遇しようがない」と言い、五十嵐財務副大臣も記者会見で「大変難しい問題と認識している」と述べたといいます。これでは、黒字の大企業だけ優遇することになり、全体の雇用拡大にはつながらないのではないでしょうか。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.10.22】三重県亀山市の市議選応援に入りました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101022-234438.html
【10.10.21】岐阜県の皆さんと政府交渉、愛知保険医協会から要請
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101021-210054.html
【10.10.20】国民大運動実行委員会の国会前集会であいさつ、デモ激励
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101020-182105.html
【10.10.19】口蹄疫・税優遇法案が衆院本会議で全会一致可決
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101019-153345.html
【10.10.18】減税はこうあるべきだ……日本共産党名古屋市議団の提案
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101018-154126.html
【10.10.17】「減税日本」は誰に減税をしようというのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101017-232033.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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