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メールマガジンバックナンバー

第394号☆10月16日 “嵐の前の静けさ”のような雰囲気が漂って

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/10/16 第394号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 秋の風が爽やかに感じるこのごろですが、ときどき雨が降ったり晴れたり、暑かったり寒かったりという日もあります。……体調管理には十分に気をつけましょう。

 このところ、永田町の国会議事堂のなかに“嵐の前の静けさ”のような雰囲気が漂っています。今週開かれた予算委員会での質疑や各常任委員会の理事会協議などをみていますと、臨時国会は“順調な滑り出し”のように見えます。しかし、小沢一郎元民主党代表が検察審査会の議決に異を唱え、その一方で国会の証人喚問要請にはいっさい応じようとしないなど、“紛糾の火種”はくすぶり続けています。また、圧倒的なねじれ国会のもとで、与党はどのような原則で国会運営をおこなおうとしているのか明らかではなく、先行きの不透明感はぬぐえません。
 衆院・参院の予算委員会は今週で一巡し、来週からは各委員会で大臣あいさつがあり、それにたいする質疑が来週から再来週にかけて行われる予定です。私の所属する財務金融委員会では、14日(木)に理事懇談会を開き、来週の19日(火)に委員会を開くことになりました。大臣からあいさつを受けるとともに、口蹄疫で被害を受けた農家にたいする国の支援金などに課税しない特別措置を、全会一致で採決する予定となっています。

 臨時国会最大のヤマ場は、政府から補正予算が出る10月末からでしょう。先日、エレベータで一緒になった民主党政策調査会の幹部が、「共産党も補正予算案にぜひ賛成してくださいよ」と押しつけがましく言ったので、私は「それは、内容を見てからだよ」と答えました。その議員は「何とか頼みますよ」といいながら、エレベータのドアから出て行きました。民主党も暗中模索で焦っているようです。
 民主党にとっては、公明党が賛成してくれれば参議院を通すことができます。どのようなことがあったのか、公明党は早々と補正予算案に賛成の立場を表明しました。私は、内容も見ないでどうして賛成と言えるのか不思議に思います。――ウラで、あらかじめ内容上のすり合わせをしているのか、それとも与党になりたい一心で内容はともかく賛成の態度をとることにしたのか、よく分かりません。
 1年前まで与党として自民党といっしょに悪政を推進していた公明党が、こんどは野党だった民主党と組んでも平気というのは、どうも筋が通りませんね。公明の与党化については評判が悪いためか、公明党は最近になって「補正予算は賛成だが、本予算は反対だ」と言ってみたり、小沢氏の証人喚問を受け入れないなら「ボイコットも辞さない」などと勇ましいことを言いだしています。いったい、どうなっているのでしょう。
 社民党は、小沢氏の証人喚問には反対のようです。ともかく「政治倫理審査会で説明せよ」の一点張りです。小沢さんに借りでもあるのでしょうか。民主党と選挙協力しないと展望が見えないのかもしれませんね。いったい、これまでとなえていた「政治とカネ」の主張はどこに行ったのでしょうか。

 この臨時国会は、底流でさまざまな潮流が蠢いており、今後、政治がどのような方向に動き出すのか、わかりません。心して、論戦に臨まなければなりません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 民主党と小沢氏は証人喚問から逃げるな
                    (「奮戦記」10月15日付より)

 菅直人総理や民主党執行部は「クリーンな政治」を標榜していますが、小沢一郎元代表の問題については、まったく対応ができていません。
 たとえば、民主党が12日に開いた役員会で小沢問題を協議したのに、方向性を出さずに結論を先送りしました。そればかりか、輿石東参院議員会長などは「喚問も政倫審も必要ない」と開き直る始末です。
 菅総理は、13日の衆院予算委員会で「やらざるを得ないときは党として判断する」と述べましたが、喚問に応じるよう小沢氏を説得するような様子はみられません。政治倫理審査会は、原則非公開であり議事録もありません。ウソをついても偽証罪に問われません。これでは、疑惑解明にはほど遠いと言わなければなりません。
 本人が「何らやましいことはない」「国会の決定に従う」と言っているわけですから、証人喚問に堂々と応じて真実を語っていただき、疑惑を晴らせばよいのです。なぜ、逃げ回るのでしょうか。――民主党と菅総理が喚問を拒否すれば、自浄努力を放棄したと言われてもしかたがありません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.10.16】「雇用促進税制」は、はたして効果があるのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101016-175733.html
【10.10.15】民主党と小沢氏は証人喚問から逃げるな
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101015-160211.html
【10.10.14】武器輸出三原則の「見直し」は何をもたらすか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101014-212015.html
【10.10.13】小沢氏は政倫審に逃げ込まず証人喚問に応ずるべきだ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101013-212244.html
【10.10.12】内閣府発表の消費者態度指数が3カ月連続で悪化
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101012-220019.html
【10.10.11】三重県紀北町の日本共産党演説会で国会報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101011-221035.html
【10.10.10】儀我壮一郎先生を偲ぶ会に出席
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101010-195218.html
【10.10.09】日米財界人会議が「法人減税」を要求
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101009-184726.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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