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メールマガジンバックナンバー

第368号☆3月13日 国会を取り巻く情勢は一段と緊迫し…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/3/13 第368号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 「梅は咲いたか、桜はまだかいな♪」という季節になりましたが、この時期には“花粉”もさかんに飛んでいます。私は、自分では「花粉症ではない」と勝手に思っているのですが、どうもこの2〜3年、この時期になると鼻がむずがゆくなったり涙目になり、くしゃみが出るようになりました。いま、スギをはじめ、ヒノキ、マツなど、木の花粉がさかんに飛んでいるようですね。……皆さんは、お元気でお過ごしでしょうか。

 このところ国会議事堂のなかでは、ものごとが淡々と与党ペースですすんでいるように見えます。しかし、国会を取り巻く情勢は一段と緊迫しています。とりわけ鳩山内閣にたいする国民の目線がたいへん厳しくなっており、世論調査による内閣支持率も急低下。30%台というの調査もあります。いろいろな原因が指摘されていますが、やはり最大の理由は「政治とカネ」の問題でしょう。
 私が出席している議院運営委員会で、いつも議論になるのはこの問題です。民主党の理事は、小沢幹事長の「疑惑」に関連して、本人と関係者の「証人喚問も参考人もいっさい受け付けない」と拒否し続けています。しかし、総理と政権与党の幹事長というトップにかかわる問題ですから、民主党が「疑惑」を隠そうとすればするほどズルズルと支持率が低下していきます。民主党の議員に個別に話してみると、「なんとかしなければ」という声は聞こえるのですが、発言は封じ込められ具体的な行動が見えません。

 今週は、公明党が政治資金問題で与野党協議機関の設置を提案し、与野党国対委員長が参加した協議がおこなわれました。そのとき、民主党の国対委員長は「証人喚問も参考人も認めない」と明言しました。しかし、いま疑惑をもたれている問題について棚上げしたままで「協議機関」を設置して、何が生まれるというのでしょうか。日本共産党の穀田国対委員長が主張したように、協議というなら、疑惑解明を最優先にすること、企業・団体献金の禁止を実現すること、少なくともこの2点を明確にすべきはないでしょうか。

 来週は、財務金融委員会が開かれ、予算に関連する「関税法改正案」「政策金融公庫改正案」が審議されます。
 各党とも、参議院選挙を視野に質問を展開しています。これからもしっかりと国民の立場に立って、国会内外のたたかいを大いに前進させる決意です。
 
 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 「子ども手当」満額支給確約できず増税先行でいいのか
                       (3月8日付「奮戦記」より)

 今日の参院予算委員会で、菅直人副総理・財務大臣は、民主党が衆院選「マニフェスト」で明記した平成23年度(2011年度)からの「子ども手当」満額支給について「最大限努力する」と繰り返しましたが、実現は確約しませんでした。満額支給を確約できないのは、新たに約4兆円の財源のメドが立っていないからです。
 菅氏は、「いま審議をお願いしているのは22年度予算案であり、23年度予算案ではない」、「約束を『守る』『守らない』というのは、かつての私の質問に対する首相の答弁が思いだされて仕方ない」と述べました。「首相の答弁」とは、小泉純一郎元首相が、2003年1月の衆院予算委員会で、国債発行30兆円枠の公約実現をめぐって、当時の小泉首相が「この程度の約束を守れなかったことは大したことではない」と答弁したことを指します。このとき、激しい批判を浴びせたのが、いまの菅財務大臣でした。
 しかし重大なことは、すでに衆議院を通過した税制改訂法案で、扶養控除および特定扶養控除の上乗せの廃止が決められていることです。
 子ども手当の支給は、2010年度の月額13,000円しか本予算案で決められておらず、月額26,000円についての保証はありません。にもかかわらず、所得税・住民税の扶養控除等の廃止による増税を恒久措置として決めており、このままでは子ども手当の給付よりの負担増の方が多い世帯が生まれかねません。それを是正する具体策は、何も示されていないのです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.03.12】重税反対全国統一行動中央実行委員会の皆さんと財務省交渉
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100312-234756.html
【10.03.11】官房機密費、3億6000万円も何に使ったのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100311-212720.html
【10.03.10】協議機関の設置を「疑惑隠し」の手段にしてはいけない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100310-194528.html
【10.03.09】外務省の有識者委員会が日米間の「核密約あった」と報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100309-191412.html
【10.03.08】「子ども手当」満額支給確約できず増税先行でいいのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100308-210324.html
【10.03.07】静岡県藤枝市の演説会で国政報告をしました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100307-180821.html
【10.03.06】北教組事件--明確になった特定政党支持路線の害悪
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100306-231635.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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