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メールマガジンバックナンバー

第367号☆3月6日 先週に続いて大変忙しい日々を過ごし…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/3/6 第367号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 寒い日が3日、暖かい日が4日という天候の変化を繰り返した後、春がやってくる。これを“三寒四温”というのですが、最近は、ほんとうにそんな感じですね。……解説を見ると、低気圧が日本付近を発達しながら通過したあとは、冬型の気圧配置となり数日間は寒い日が続き、それが解消すると移動性高気圧が日本付近を覆って暖かい晴天が数日続く、ということなのだそうです。

 この1週間も、先週に続いて大変忙しい日々を過ごしました。まず、3月1日(月)に、財務金融委員会で予算案に関連する国税法案等の審議がおこなわれました。私は、「子ども手当」導入にともなう負担と給付の問題について財務大臣に質問しました。続いて2日(火)には鳩山総理も出席して最後の質疑を行い討論・採決がおこなわれました。その論戦内容は「奮戦記」や「ムービーブログ」などをご覧ください。
 【佐々木憲昭のムービーブログ】
 ●3月1日 財務金融委員会 質疑
 → http://youtu.be/xFC3mOHnjGA
 ●3月2日 財務金融委員会 質疑
 → http://youtu.be/wgAAj1tW9d0
 ●3月2日 財務金融委員会 討論
 → http://youtu.be/vnWdFt1LW3I
 ところで、国会用語では、「討論」と「質疑」は厳密に区別されています。「討論」とは、質疑終局後に賛否の態度を明確にしその理由を述べることです。国会用語では、質問や質疑は「討論」とは言いません。なんか、わかりにくい感じですが。

 3月2日(火)には、予算委員会での最後の質疑(締めくくり総括質疑)がおこなわれ、それが終局した後、予算案の採決がおこなわれました。その後、夜の本会議で予算案・関連法案が緊急上程されて採決に付されて可決。予算案は、参議院に送られました。いま、予算案の審議は、参議院でおこなわれています。
 今年の特徴は、政権が交代して初めての本予算案です。若干の前進も見られますが、基本的には自民・公明政権の基本政策から抜け出すところまでは至っていません。そのため、日本共産党は衆議院での予算案採決に当たって「反対」の態度をとりました。
 内容は、日本共産党中央委員会ホームページより笠井亮議員の反対討論をご覧ください。
 → http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-03/2010030304_03_0.html

 私の衆議院本会議の席は、左に公明党の議員、右に社民党の議員が座っています。私は、変わらないのですが、右の席の議員と左の席の議員は同じですが、与野から野党、野党から与党に「立場」が入れ替わりました。日本共産党は、以前、社民党と賛否の態度はほとんど同じだったのですが、社民党が与党になってからまったく違う態度をとる事例が増えました。
 エレベータで、社民党の「大幹部」と一緒になったとき、私は思わず「どうですか、与党の気分は」と聞いてみました。その議員は「いやぁ、なじまないな〜」と苦笑していました。野党時代の方が自由にモノが言えたようで、政権入った社民党は民主党に無視されることが多いそうです。
 「慣れない」といえば、議院運営委員会でも、民主党と自民党はまだ「与党慣れ」も「野党慣れ」もしていないようですね。政権が代わってもう半年になるのに、民主党理事が「私ども野党としては…」などと言いまちがえたり、自民党が「与党として言いたい」などと、時々ごちゃまぜになって、笑いを誘っています。それでも、「与党らしい答弁ができるようになった」と評する民主党議員も増えています。
 民主党が与党らしくなるのはいいのですが、自民党らしくなってもらいたくはありませんね。……この国会で、新政権の中枢が「政治とカネ」で自民党とまったく同じ体質だったことが明らかとなりました。この体質から脱却できてはじめて、政権交代の姿が見えるようになるのだと、私は思います。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 大資産家優遇税制を是正する方向が見えてきた
               (3月4日付「奮戦記」より) 

 国会の論戦を通じて、それまでなかった新しい動きが見られるようになっています。たとえば、大資産家優遇税制是正の問題です。
 そのひとつは、証券優遇税制です。株式譲渡益や配当にたいする課税を20%の本則から、現在は10%に軽減しています。自公政権の時代に始まったこの制度について、鳩山首相は、はじめは衆院本会議答弁などで、「大変経済が今厳しいという現状があり、10%に軽減をしている」と述べ、継続を当然視する姿勢を示していました。
 しかし、私が2月12日の衆院予算委員会で、鳩山総理自身がブリヂストン株だけでも7年間で約5200万円もの減税を受けているとの試算を示し、証券優遇税制の是正を求めると、鳩山首相は「優遇税制が適当か新政権でもしっかりと議論はされるべきだ」とのべざるをえなくなりました。
 所得税の最高税率については、2月19日の衆院財務金融委員会で、私の質問に対して菅直人財務相が「日本では最高税率を下げてきたが、必ずしもそういう考え方だけでは日本経済全体が持ち上がらなかった」と引き上げ検討を表明しました。
 証券優遇税制についても、2月24日の衆院財務金融委員会で峰崎直樹財務副大臣が「できるだけ早く(10%から20%に)引き上げたいという問題意識は共有している」と表明しました。
 これらは、新しい変化であり、現実の政策転換に結びつけるいっそうの論戦と国民運動が大切になっています。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.03.05】核密約調査は本会議に報告し質疑をおこなえ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100305-233847.html
【10.03.04】大資産家優遇税制を是正する方向が見えてきた
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100304-204357.html
【10.03.03】鳩山総理が「驚いた」―賃金減らし株主に配当
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100303-200000.html
【10.03.02】財金委で予算関連の国税法案等について討論
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100302-210644.html
【10.03.01】子ども手当は「負担増ないよう検討」と財務大臣が答弁
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100301-211747.html
【10.02.28】民主党の「高校無償化」で恩恵を受けるのは?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100228-182057.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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