奮戦記
【09.03.02】重要文化財の値打ちある東京中央郵便局を全面保存せよ
私は、河村たかし議員(民主)、平沢勝栄議員(自民)などとともに、東京中央郵便局を保存する議連をつくって運動を進めてきました。
議連は、「東京中央郵便局庁舎を国指定重要文化財とし、首都東京の顔として将来世代のために、永く保存・活用を進める国会議員の会」という長い名称です。東京中央郵便局の保存・活用に賛同する議員(賛同署名者)は、150人を超える規模となっています(昨年8月現在)。
ここにきて、ようやく新しい変化が起きました。
鳩山総務大臣は、2月26日の衆院総務委員会で、議連世話役の河村議員の質問に答えて、「建て替え工事によって(重要文化財の)価値がなくなれば、国家的損失になる」と指摘しました。
今日、工事の進ちょく状況などを把握するため、同郵便局を視察した鳩山大臣は、「文化庁は重要文化財の価値があると言っている。開発優先主義で文化を壊していいのか。(工事により)壁に穴が開いていて、今は泣きたいような気持ちだ」と述べ、局舎を全面保存すべきだとの認識を改めて示したそうです。
河村建夫官房長官も、記者会見で「残せるものなら(残した方がいい)」と語ったといいます。
JR東京駅前の同郵便局(5階建て)は、1931年の完成で、当時のモダニズム建築を代表する歴史的建造物です。
この庁舎は、1931(昭和 6)年に建設されたもので、鉄骨鉄筋コンクリート造地上 5 階地下 1 階建てで、その敷地は東京駅前の 1 ブロックを占めています。
設計したのは、逓信省経理局営繕課の吉田鉄郎氏でした。
竣工の 1 年半後に来日したブルーノ・タウト(1880-1938)が、日本の新建築の最高峰として絶賛しました。
このように、戦前の日本の近代建築の代表例として、近代建築史上著名なものです。
日本建築学会、日本建築家協会そしてDOCOMOMO Japan の3団体も、東京中央郵便局の建築的価値を重視し、それぞれの立場から保存要望書を提出し保存を訴えてきました。
日本郵政の計画では今夏着工し、現行の局舎を一部保存しながら郵便局やテナントが入る地上38階の高層ビルを11年度に完成させるとしてます。
再開発によって重要文化財の指定は困難となるため、鳩山総務相は「重要文化財になるものをなくすのは、トキを焼き鳥にして食べるような話だ」と強調。言い得て妙です。
これまでのホームページで取り上げた記事等は、以下の通りです。
リンク【奮戦記】歴史的建築物・東京中央郵便局庁舎を保存・活用せよ (07.06.20)
リンク【奮戦記】日本郵政株式会社、歴史検討委員会への緊急要望 (07.11.16)
リンク【奮戦記】文科大臣に東京中央郵便局を保存するよう議連メンバーが申し入れ (08.08.27)
リンク【国会での活動】歴史的建物の東京中央郵便局ビルを守れ (07.06.06)
リンク【国会での活動】歴史的建築物・東京中央郵便局庁舎を保存・活用せよ (07.06.20)
リンク【国会での活動】日本郵政株式会社・歴史検討委員会への緊急要望 (07.11.16)
リンク「東京中央郵便局を庁舎を国指定重要文化財とし首都東京の顔として将来世代のために永く保存・活用を進める国会議員の会」が日本郵政�蠅慷彑� (08.06.13)
リンク文部科学大臣に東京中央郵便局を保存するよう議連メンバーが申し入れ (08.08.27)
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