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奮戦記

【08.08.27】文科大臣に東京中央郵便局を保存するよう議連メンバーが申し入れ

   本日午後、超党派の議員で構成されている「東京中央郵便局庁舎を国指定需要文化財とし、首都東京の顔として将来世代のために、永く保存・活用を進める国会議員の会」が、鈴木恒夫文部科学大臣に申し入れをおこないました。

   参加したのは、日本共産党の佐々木憲昭、自民党の平沢勝栄、民主党の河村たかし、松木謙公の各議員、ゲストの東京大学大学院の鈴木博之教授などです。

 この庁舎は、1931(昭和 6)年に建設されたもので、鉄骨鉄筋コンクリート造地上 5 階地下1階建てで、その敷地は東京駅前の1ブロックを占めています。
 設計したのは、逓信省経理局営繕課の吉田鉄郎氏でした。

   竣工の 1 年半後に来日したブルーノ・タウト(1880-1938)が、日本の新建築の最高峰として絶賛したことに示されるように、戦前の日本の近代建築の代表例として、近代建築史上著名なものです。

 今年7月4日には、所在地である千代田区議会でも前会一致で保存を求める要望書が可決され、日本建築学会、日本建築家協会、DOCOMOMO JAPAN、日本建築家技術者集団東京支部など多くの団体も保存を求めています。
 しかしこの夏、日本郵政はこれらの声を無視して、庁舎を建て替えるための入札公告を行うなど一方的に計画を進めています。
 そのため今日は、文部科学大臣にたいして、直接、国指定重要文化財として認めるよう申し入れたものです。

   文部科学大臣は、「要望の趣旨はよくわかります。議連として日本郵政などにもぜひ申し入れてもらいたい」と応えました。
 問題は、大臣自身が、この歴史的建物の文化財としての価値の大きさを再認識し、重要文化財として保存する姿勢を明らかにすることです。
 この点を、繰り返し要請しました。

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