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メールマガジンバックナンバー

第350号☆11月7日 議事堂の中では熱い論争が…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/11/7 第350号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。
 国会議事堂のまわりの木々が紅葉し始め、次第に寒くなってきました。北の国からは、雪のニュースも伝えられています。
 外は寒くなっても、議事堂の中では熱い論争が繰り広げられ、ますますヒートアップしています。──鳩山内閣が誕生して初めての予算委員会が2日(月曜)から始まり、休日を挟んで5日(木曜)までおこなわれました。日本共産党からは、笠井亮議員が質問に立ちました。質問時間は1時間10分と、最近ではもっとも長い時間です。そして、焦点となっている沖縄の普天間基地「移設」問題をとりあげて政府内の矛盾を突き、普天間基地の撤去を求めました。

 この予算委員会に、民主党の新人議員が大挙して傍聴に訪れたため混乱しました。
 第一委員室は、政府関係者の座る席を除くと、予算委員(40人)が座る席と、後ろの壁のところに置かれている傍聴用の椅子が約20席あります(一般の傍聴者は2階席)。従って、議員の傍聴者は、座ろうとすると20人程度しか入れません。その人数を超えると、いわゆる「立ち見」となります。確かに、ドアのところから委員会内にすし詰めになり立ったままで大声でヤジを飛ばしたり拍手をすると、質疑の声が聞こえなくなり運営に支障をきたします。
 民主党が新人議員を「教育」と称して傍聴に大量動員していることに、自民党などが「威圧的だ」と反発したため、委員会の冒頭から「退去させろ」「傍聴させろ」と、自民、民主の間で大もめにもめたのです。──鹿野道彦予算委員長は、民主党出身の委員長ではありますが、「立ち見」は認めないという議場整理をおこないました。

 なぜ、このような事態になったのでしょうか。私は、その背後に、民主党小沢幹事長の意向が強く働いていると思われます。小沢幹事長は、党と内閣の「一元化」を主張し、新人議員の最大の仕事は「ふたたび当選すること」であり、地元で活動することだといっています。その一方で、「国会改革」と称して、議員に「質問をするな」「内閣に質問主意書を出すな」「議員立法も認めない」となれば、国会議員とはいったい何をする者なのかが問われます。民主党の最高顧問を外された渡部恒三氏は、「大臣、副大臣、政務官以外はみんなヒマで、小沢一郎君が右と言えば右、左と言えば左。民主党の国会議員は何をしたらいいのか」と苦言を呈したそうです。当たっているところがありますね。

 今週、金曜日には各常任委員会の理事会が開かれ、来週から各大臣の所信表明と質疑が始まり、その後、政府から提案された法案の質疑にはいることになります。
 いずれにしても、個別具体的な熱い質疑は、来週から各委員会でいっせいに始まることになります。私は、議院運営委員会、財務金融委員会、倫理選挙特別委員会に、所属していますが、いま、いちばん時間をとられているのは、議運委理事会です。今週、議院運営委員会は、4日(水)から6日(金)まで、理事会を断続的に開いて日程を協議しました。その内容については、ここで詳しく書くスペースがなくなりました。いずれ、詳しく報告しましょう。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 「国会改革」は一方的なものであってはならない
                (11月4日付「奮戦記」より)

 今日、小沢一郎幹事長は、都内で「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)の佐々木毅共同代表から、「国会審議活性化等に関する緊急提言」を受け取りました。小沢幹事長は、「できる限り、今回の提言を参考にさせていただきながら、順次実行して参りたい」と述べたそうです。
 しかし、国会の審議のあり方は、特定の政党の幹事長が私的諮問機関に諮問して、その結果を国会に押しつけるものであってはなりません。10年ほど前にも「国会改革」というものがおこなわれ、党首討論(QT)などが導入されました。日本共産党は内容に反対しましたが、そこに至る経過は、イギリスへの調査団派遣、審議のあり方についての議論、法案作成まで、すべて各党・各会派の参加のもとでおこなわれました。少なくとも、各会派に深く関連する問題ですから、最初から国会を構成している会派が参加できるようにすべきです。
 今回は、国会での政府参考人(官僚)の答弁を禁止したり、各委員会の構成員を縮小するなども盛り込まれていると報道されていますが、それで国会が活性化するとは決して思われません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.11.06】議運委理事会、財金委理事懇で審議日程を協議
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091106-164728.html
【09.11.05】所得税法第56条の廃止、診療報酬の引き上げを求める要請を受けました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091105-195215.html
【09.11.04】「国会改革」は一方的なものであってはならない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091104-232731.html
【09.11.03】深刻化する日本の貧困──求められる根本対策
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091103-195022.html
【09.11.02】衆議院予算委員会で質疑が始まりました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091102-151041.html
【09.11.01】中小企業金融円滑化法案は有効に機能するのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091101-181815.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
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