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メールマガジンバックナンバー

第283号☆10月10日 このところ民主党が「ヘン」?!

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/10/10 第283号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 秋らしい清々しい日々が続いていますが、朝夕、かなり寒く感じるときもあります。風邪などを引かないように気をつけましょう。
 このところ、国会議事堂のなかには拍子抜けしたような雰囲気が漂っています。いったい解散はあるのかないのか、あるとしたらいつなのか……。麻生総理は、やはり冒頭解散を考えていたようです。しかし、思ったように支持率が上がらず、それにアメリカからの“金融不安”もショックを与えました。──それで、麻生さんは一転して「経済対策優先」にカジを切りました。ところが、株暴落、金融不安、保険会社の経営破たんなど、次から次へと問題が広がってきました。そのため、補正予算を通しただけでは済まなくなり、今月20日頃には、さらに追加的な経済対策を出す事態になっているのです。まさにドロ沼状態です。
 先日、衆議院の本会議が終わって、議員がいっせいにエレベータに乗ったとき、私は冗談交じりに「こうなると、任期満了選挙だなぁ」と言ってみました。すかさず「それは困る。とても、もたないよ〜」という声が、民主党議員から聞こえてきました。月に何十万円も出して選挙事務所を借りているのに、選挙がなければますますカネがかかって大変だというわけです。

 そのためかどうか。このところ民主党が「ヘン」なのです。
 まず、補正予算への態度です。民主党は、自民党の言いなりで採決日程に同意してしまいました。そればかりか、この予算にも地方税法案にも「賛成」という態度をとったのです。──日本共産党は、これらの議案に反対の態度を取りました。その理由は、ひとつは、後期高齢者医療制度を廃止するのでなく「手直し」でごまかそうとしていること。ふたつは、地方に補てんするとしても使途を限定しない一般財源として交付すべきであって道路特定財源に固執することに問題がある等々です。 

 それと、インド洋で米軍等に石油をただで供給する「新テロ特措法」延長法案への民主党の態度です。野党は、これまで反対の立場をとってきました。ところが、民主党は突然「本会議での質疑を省略して、法案を委員会に直接下ろしたい」といいだしました。しかも「短時間の質疑で採決することも容認する」というのです。今日になると、民主党は20日の採決までOKといいました。――これでは、「法案への態度は反対」だが、法案の成立については「協力する」ということになります。民主党がそのような態度を取れば、この法案は、参院では否決されても、衆院で「3分の2」規定を用いて再可決され、今国会で成立する見通しとなります。

 日本共産党の赤嶺議員は、次のように主張しました。──「20日採決には反対だ。この法律は昨年、野党が反対し参院で否決され、衆院で3分の2の再議決までしてつくった重大法案であり、十分な審議が必要だということは与党も認めていたものだ。しかもアフガニスタン情勢は重要な変化があり、この間の自衛隊派兵実態の検証も必要だ。そうしたことにてらして、採決は認められない。反対だ」と。 
 いったいなぜ、民主党はこんな妥協的な態度をとるようになったのでしょうか。麻生総理に「解散しやすい」条件をつくってやり、早期解散を促すためなのでしょうか。しかし、そんな妥協をすればするほど、自民党が思い通りの国会運営ができ、総理が「解散」する必要がなくなっていくのです。民主党は、どうしてこんな簡単なことが分からないのでしょうね。
 最近、国会内では「自民党は野党の練習をし、民主党は与党の練習をしている」と揶揄されています。そんなことをしているうちに、「大連立」でも復活しそうな気配です。
 こうなると、いよいよ日本共産党の出番です。全力を尽くして頑張らなければなりません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 全国青年大集会に参加した愛知県の代表から要請を受けました
            (10月6日付「奮戦記」より)

 昨日、人間らしい働き方の実現と青年の低賃金と貧困問題の解決、労働者派遣法の抜本改正を求めて集会が開かれました。その集会には、愛知県から150人、東海ブロックから約200人が参加しました。
 今日は、愛知県の代表から「あいち青年大調査―MYセルフチェック」の調査結果を踏まえた要請を受けました。それによると、「職場の環境・困っていること・不安なこと」で、いちばん多いのが「給料が安い」こと、2番目は「労働時間が長い」こと、3番目は「有給休暇が取れない」ことです。
 それを踏まえて、まともに生活できる仕事と人間らしく働ける状況をつくるための実効性ある施策を求められました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.10.10】新テロ法案「20日採決」で自民・民主が合意。日本共産党は反対
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081010-142135.html
【08.10.09】民主党が「採決」を提案し、自民党が「慎重審議」とは?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081009-223516.html
【08.10.08】新テロ特措法案──民主党はなぜ“敵に塩を送る”?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081008-232832.html
【08.10.07】与党が、明日の衆議院予算委員会と本会議での補正予算案採決を提案
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081007-205926.html
【08.10.06】全国青年大集会に参加した愛知県の代表から要請を受けました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081006-153255.html
【08.10.05】静岡県浜松市と岐阜県各務ヶ原市で政治を語る集い&演説会
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081005-234845.html
【08.10.04】比例代表愛知県事務所開きで決意表明、愛知革新懇シンポ、三重県菰野町演説会
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081004-220002.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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