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奮戦記

【08.10.10】新テロ法案「20日採決」で自民・民主が合意。日本共産党は反対

   今日のテロ特別委で、自民党が、17日は総理出席で質疑を行いTV中継をしたいと提案しました。

 その時間配分は与党が2時間30分、野党が3時間30分で、野党の内訳は民主2時間20分、日本共産党30分、社民党25分、国民新党15分です。
 今日の理事会で、テロ特別委の委員長が「前回、共産・社民から総理出席の要求があったので、都合をつけNHKに要請したところ中継することとなった」と発言しました。
 そのうえで自民党は、「20日に6時間質疑し、それで質疑を終わり採決したい」と提案しました。
 「20日採決」というのは、昨日、民主党から提案されたものです。これ自体、きわめて異例のことでした。

   日本共産党の赤嶺政賢議員は、「昨日の理事会では、採決について与党は17日の審議みてといった。審議もしていないのに、なぜ採決日程きめるのか」とただしました。

 自民党は、「昨日は私個人の意見だった。もちかえって国対と相談したところ、20日の採決でOKと確認した」と述べました。
 委員長は「民主は20日裁決でよろしいか」と念を押したところ、民主党は「それでOK」と応じたそうです。
 日本共産党の赤嶺議員は、次のように主張しました。

   「20日採決には反対だ。この法律は昨年、野党が反対し参院で否決され、衆院で3/2の再議決までしてつくった重大法案であり、十分な審議が必要だということは与党も認めていたものだ。しかもアフガニスタン情勢は重要な変化があり、この間の自衛隊派兵実態の検証も必要だ。そうしたことにてらして、採決は認められない。反対だ」と。

   社民党も「採決反対」の意向を示しました。
 民主党が、昨日来「20日に採決」という野党としてあるまじき態度をとったため、これに自民党が飛びついて、わずか2日間の質疑で採決するという異常な事態となっています。

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