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メールマガジンバックナンバー

第262号☆5月9日 また新しいステージに進もうと…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/5/9 第262号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 若葉と青空が清々しい季節ですが、連休も終わり、また忙しい日常に戻った方々も多いことと存じます。――国会議事堂の中では、4月30日の再議決騒動の後遺症が癒えないまま、また新しいステージに進もうとしております。

 まず、連休明けの議院運営委員会理事会で、自民党と民主党が出した懲罰動議をめぐり激しい議論が交わされました。自民党は、再議決の衆院本会議のとき、河野洋平議長を押さえ込んで議場入りを妨害したとして、民主党の三日月大造議員の懲罰を求める動議を5月2日に出し、一方の民主党も、自民党の永岡桂子、葉梨康弘両議員が民主党議員に暴力を振るったとして、懲罰動議を河野議長に出しました。
 笹川議運委員長も議長を守ろうとしてひっくり返り、メガネが壊れたそうです。本人は「医者の診断書を議長に届けた」と言ってました。

 なぜ、3人だけが懲罰の対象となったのでしょう。――民主党の三日月議員は、「議長が本会議に入るとき、議長の前で頭を下げて阻止した」というのが、理由なのだそうです。自民党や公明党は「証拠写真がある」と。しかし、あのときは何十人もの民主党議員が自民党議員と押しくらまんじゅうをしていました。そのとき撮った写真にはっきり写っていたのが三日月議員だったというわけです。
 では、自民党の永岡議員は何をしたのでしょうか。民主党議員の上着を力いっぱい引っ張って破ったというのです。「値の高い背広だった」と民主党議員が言うと、「民主党は破れてもいい服を着てこいと指示していたようだ」と自民党の議員が応ずる。もう一人の懲罰対象者の自民党葉梨議員は、「興奮して民主党議員の首を絞めた」と言います。その場にいた他の自民党議員が、「それは、やりすぎだ」と言ったのが証拠だとか。……こんなやりとりを聞いていると、子どもの取っ組み合いと口げんかみたいで、これが、国会の場なのかと、バカバカしくなってきますね。

 私は、「国会は言論の府であるから、あくまでも言論でたたかうべきで、暴力行為はあってはならない。行き過ぎた行為については、お互いに反省すべきだ。根本には、与党が国民の声に逆らい再議決を強行した与党に大きな問題がある」と述べました。そのうえで、「懲罰動議の応酬はやめ、筆頭理事間で話し合い動議を双方とも取り下げたらどうか」と提案しました。
 昨日、エレベーターで偶然、懲罰動議の対象となった自民党の永岡議員と一緒になりました。そこに居合わせた自民党議員が「佐々木議員が、とりなしてくれた」と言ったのです。私は、別に、自民党議員のためにやっているわけではなく、「言論の府」にふさわしい状態を取り戻したかっただけです。事務所に戻ると、永岡議員がつかつかと入って来て「ご配慮ありがとうございました」と、頭を下げたのです。私は、ちょっと複雑な思いでした。……

 さて、道路特定財源についてですが、来週12日(月)午後の参院本会議で10年間道路だけに財源を囲い込む特例法案を否決すると予想されています。その後、13日(火)の衆院本会議で、与党が3分の2の多数で再議決する方針と言われています。これは、国民世論に真っ向から挑戦する強引なやり方です。そんなことは、やるべきではありません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 「9条世界会議」が閉幕──平和憲法の価値を再確認!
                   (5月6日付「奮戦記」より)

 千葉・幕張メッセで5月4日から開かれていた「9条世界会議」(主催・同会議日本実行委)が、今日、閉幕しました。この会議は、憲法9条の「戦争放棄」の理念を、全世界に発信しようと企画されたものです。講演や合唱、アーティストによるライブなど多彩な催しが行われ、初日の全体会には延べ1万2000人が入場しました。ノーベル平和賞受賞者のマイレッド・マグワイアさんは、講演のなかで「日本の平和憲法は、世界中の人々に希望を与え続けてきた」と指摘しました。
 この会議に、海外からも法律家団体やNGO(非政府組織)代表など30カ国150人以上が参加しました。
 この間、世論も大きく変化してきました。読売新聞社が実施した憲法に関する全国世論調査によると、今の憲法を改正する方がよいと思う人は42.5%、改正しない方がよいと思う人は43.1%で、はじめて非改正派が改正派を上回りました。1981年から実施している読売新聞の「憲法」世論調査では、93年以降、一貫して改正派が非改正派を上回っていました。しかし、今回は改正派が昨年より3.7ポイント減る一方、非改正派が4.0ポイント増え、ついに逆転しました。
 憲法9条に関して言えば、世論はいっそう明白です。朝日新聞が、4月19〜20日に実施した全国世論調査によれば、憲法9条を「変えない方がよい」という回答が66%に上り、「変える方がよい」は23%となり、その差はますます拡大しています。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.05.09】公務員制度改革の基本はどうあるべきか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080509-191147.html
【08.05.08】財金委・参考人質疑――インサイダー取引の再発防止策を求める
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080508-164438.html
【08.05.07】自民、民主が懲罰動議の応酬──“言論の府”に戻れ!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080507-212807.html
【08.05.06】「9条世界会議」が閉幕──平和憲法の価値を再確認!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080506-222309.html
【08.05.05】非正規雇用対策のカギは“労働法制の規制強化”にある
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080505-170742.html
【08.05.04】福田内閣支持率がついに「危険水域」の20%を割りました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080504-211044.html
【08.05.03】「憲法タウンミーティング in KARIYA」でパネリスト
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080503-182510.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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