国会での活動
【05.01.28】無配企業からの献金 2年前の追及後も18社から献金 NHK番組改ざん問題「政治介入は明らか」
2005年1月28日予算委員会で、補正予算の質疑がおこなわれ、日本共産党の高橋千鶴子議員が質問(NHK放映)し、その後、締めくくり総括質疑を佐々木憲昭議員が質問をおこないました。
佐々木議員は、株主への配当ができない無配企業から自民党が献金を受けている問題、NHK番組への政治介入問題を取り上げをとりあげました。
佐々木議員は、2003年2月20日の予算委員会で、この問題を追及し小泉総理が「自粛」の考えを示していました。
しかしその後も、18社から献金を受けていました。
小泉総理は、「2期連続無配の企業が対象だと聞いているが、調査する」と約束しました。
リンク【国会での活動】赤字ゼネコンからの献金受け取りをやめよ 総理が「無配の会社からは求めない」と答弁(03.02.20)
次に、佐々木議員は、NHK番組への政治介入問題を取り上げ、NHK側に圧力をかけたとされる中川昭一経済産業大臣を追及しました。
2005年1月26日、NHK「法廷」番組改ざん問題についての緊急院内集会が開かれ、佐々木議員も参加しました。
佐々木議員は、中川大臣が当時会長を務めていた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の複数の議員が番組放送前にNHKに会っていることなどをあげ、「『議員の会』のほかのメンバーは放送前に(NHKに行って)意見をいっているのに、会長の中川氏が(放送)後というのは不自然だ」と指摘。
「議員の会」の当時の事務局長で政権の中枢にいた安倍晋三副官房長官(当時)が、番組について「明確に偏った内容」と判断し、その立場から「公正中立に」とNHKにいえば、「番組への政治介入になることははっきりしている」とのべました。
中川経産相は、放送後にNHK幹部に会った際「公正公平にやってくださいといった」とし、呼びつけて政治圧力をかけた訳でない、と従来の弁明を繰り返しました。
佐々木議員は、問題の実態究明のためNHKの松尾武放送総局長、伊東律子番組制作局長、野島直樹担当局長(いずれも当時)、政治介入を告発した長井暁NHKチーフ・プロデューサー、安倍晋三衆院議員の参考人招致を要求しました。
また、この日、「2004年度補正予算3案」が採決され、全会一致で可決されました。
採決に先立ち、佐々木憲昭議員が、日本共産党を代表して賛成討論に立ちました。
リンク【憲昭国会質問データベース】無配企業からの献金 2年前の佐々木議員の追及後も18社から献金 NHK番組改ざん問題「政治介入は明らか」
リンク【憲昭国会質問データベース】2004年度補正予算案が全会一致で可決 佐々木議員が賛成討論
リンク【政治経済キーワード】放送法第3条