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メールマガジンバックナンバー

第493号☆11月11日 政局は最大のヤマ場へ…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2012/11/11 第493号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 寒くなってきましたが、お元気ですか。鮮やかなコウヨウ(紅葉・黄葉)も山から里に移動してきたようですね。国会議事堂のまわりのイチョウ並木も、次第に黄葉し始めています。

 この1週間、私は3回質問に立ちました。――11月7日(水)の財務金融委員会では、財務大臣と金融担当大臣の所信的挨拶にたいする質問をおこない、8日(木)には、衆院本会議で野田総理大臣に対し公債特例法案について質問し、9日(金)には財務金融委員会で付託された公債特例法案について質問しました。――それぞれの質疑内容については、「奮戦記」等をご覧ください。
 総理のいう“解散の環境づくり”のなかで最重要課題と位置づけていた公債特例法案の審議が、進み始めました。
 今週の日程は、12日(月)13日(火)に衆院予算委員会が開かれ、各党代表が一問一答形式で総理・各大臣に質問します。そして、公債特例法案は、財金委員会で14日(水)にも総理出席のもとで質疑が行われ、採決される方向です。この法案は、15日(木)の本会議で採決され、参議院に送られることになるでしょう。
 公債特例法案については、先週の時点で自民党は「賛否を決めていない」と言っていました。いずれにしても与党が多数ですから、採決されたら公債特例法案は衆議院を通ります。
 総理のいう「環境整備」の2つ目の課題は、選挙制度改革です。民主党は、14日(水)にも独自の法案を出すと言っています。民主党案は、先の国会で単独審議を強行し参議院で廃案になった案と基本的に同じ(0増5減+比例定数削減)です。自民党は、別の案(0増5減)を出しています。
 今週は、法案を提出している民主党と自民党だけで「密室協議」をおこなう可能性があります。これは、きわめて危険な動きです。なぜなら選挙制度改革は、議会制民主主義の土台づくりですから、全党が参加できる場で協議し合意をはかるべき問題だからです。
 総理は、3つ目の「環境整備」として、社会保障改革「国民会議」の設置もあげていました。これは「3党合意」の枠内の話です。

 いずれにしても、2大政党のあいだで話が「とんとん拍子」に進むという「珍しい現象」が生まれています。それを受けて、野田総理が「衆議院を解散する腹を固めた」と報道されるようになりました。
 そのため、先週末から政局は一気に緊迫してきました。ニュースではこう伝えています。「総理が今月22日にも衆議院の解散に踏み切る可能性が高まっています。この場合、総選挙は来月4日公示、16日投票の日程が軸となります」と。ただ「曲折も予想され」「解散日程がずれ込む可能性もあります」とも報道していますが。……

 いずれにしても、解散への流れが強まっていることは確実です。自民党の石破幹事長は「年内の解散・総選挙、近いうちどころの騒ぎではない。もう間近」などと煽る始末です。いよいよ今週から、政局は最大のヤマ場を迎えることになります。――しっかりと対応しなければなりません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 財金委で質問――年金口実に2度増税か!
              (「奮戦記」12.11.09より)

 衆院財務金融委員会が開かれ、公債特例法案について質問しました。
 私は、基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げるための財源を新たに発行する年金特例公債で賄い消費税増税で償還する仕組みについて、「一つの証文で2回取り立てるものだ」と批判しました。自公政権時代、年金財源のためとの口実で所得税・住民税の定率減税の廃止と老年者控除・公的年金等控除の見直し・廃止によって、大増税が行われました。当時大増税への国民の不満・怒りに乗って政権交代を果たした民主党は、その増税分を元に戻したのかとただしました。
 城島光力財務相は、「(当時、自分も増税法案に)たぶん反対した」と述べながら、与党になっても「税制は元に戻っていない」と答えました。私は、「年金国庫負担のための増税はすでに行っている」と強調。今回も国庫負担引き上げの財源という口実で消費税増税を充てることになれば、「同じ理由で2回増税することになる」と批判しました。
 また、消費税増税の景気への影響について「ならしてみると影響はない」とする城島財務相に対して、私は「恒常的に家計の所得を奪う形になる」と指摘しました。城島氏は「負担増の面からみるとおっしゃる通り」といいながら「負担と給付で見る必要がある」と釈明したのにたいし、私は「各家庭ごとに負担を見ることが重要だ」と指摘し、「消費が冷え込むことは明らかだ」と批判しました。

≪日々の奮戦記はこちらから≫
【12.11.10】岐阜県の演説会でお話。国交労組中部から要請
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/121110-153002.html
【12.11.09】財金委で質問――年金口実に2度増税か!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/121109-195335.html
【12.11.08】衆院本会議で公債特例法案について質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/121108-203046.html
【12.11.07】財金委で質問―消費税増税で低所得者が大幅負担増。金融円滑化法延長を要求
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/121107-201022.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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