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メールマガジンバックナンバー

第454号☆1月1日 明けましておめでとうございます

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2012/1/1 第454号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、明けましておめでとうございます。佐々木憲昭です。

 昨年は、未曾有の東日本大震災に見舞われるなど、ほんとうに大変な年でした。
 住民の暮らしと生業を第一とした復旧・復興が求められていながら、政治がまともに対応できていないことに、腹立たしい思いをしてきた方々も多いのではないでしょうか。
 今年こそ、安心して暮らせる良い年にしたいものです。――“春よ来い、早く来い”と心から願わずにはいられません。

 でも現実の政治をみると、ささやかな願いも吹き飛ぶような政権与党内の慌ただしい政争のなかで、新しい年を迎えることになりました。消費税の増税をめぐる野田総理による強引な「素案」決定などをめぐり、民主党議員が11人も離党を表明するなど、与党内政局が大きな混乱を招いているからです。
 野田総理は、消費税率を「2014年4月に8%、15年10月に10%」とすることを提案し、増税時期を案よりそれぞれ「半年先送り」したといいます。しかし、消費税増税の時期を半年先送りしても、国民にふりかかる災厄は同じです。
 このやり方は、TPPのときとまったく同じではないでしょうか。――こんな姑息なことをして、「意見集約」をしたから「消費税大増税を通せ」と言われても、誰が「分かりました」というでしょうか。「素案」が決まったら、それで終わりというわけではありません。その後、自民党や公明党と協議し、来年の3月までに法案を提出するとしています。自民党や公明党は、それをすんなり受け入れるつもりでしょうか。
 民主党の「4年間は上げない」というあの政権公約は、どこにいったのでしょう。野田内閣の“暴走”ぶりは、誰の目にも明らかです。国民の怒りは、これからいっそう大きくなるに違いありません。

 通常国会は、今月下旬に召集される予定です。――最初に第4次補正予算案が審議され、続いて来年度予算案が審議される予定です。
 しかし、すんなりと審議に入ることができるのでしょうか。自民党と公明党は、防衛大臣と消費者担当大臣の二人を罷免しない限り、審議に応じないと気炎をあげており、冒頭から揉めることが予想されます。
 私たちは、「審議拒否」に組みするものではありません。野党の言い分を与党が聞かないからと言って審議拒否をしても、野党の空席だけが空しくテレビ画面に映し出されるだけです。これでは“職場放棄”と同じようなもので、野党が何を主張しているのか国民にはまったく理解されません。それは、長引けば長引くほど、かならず広範な国民の批判をまねくことになります。

 国会は、ほんらい言論の府です。堂々と国民の前で論戦をおこない、政府与党がいかに不当であるか、国民の前に正々堂々と真実を明らかにすべきです。与党が、仮に多数決で悪法を通したとしても、大局的には、次の総選挙で国民に審判を下されることになるはずです。そこに確信を持って、たたかわなければなりません。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 「武器輸出3原則」の「包括的な例外化」とは何か
              (「奮戦記」11.12.28より)

 野田内閣は昨日、「武器輸出三原則」を緩和し、武器の国際共同開発に全面的に道を開く方針を決めました。総理官邸で安全保障会議を開き、閣議報告をおこない、藤村官房長官の談話として発表したものです。談話では、戦闘機など武器の国際共同開発・生産について、「従来個別に行ってきた例外化措置における考え方を踏まえ、包括的に例外化措置を講じる」としています。
 「包括的な例外化」とは、すべてに「例外」を認めるということになりますから、もはや例外ではないということになります。
 日本の次期主力戦闘機としているF35などが、米国の同盟国内で共同開発が進んでいるため、日本の財界・軍需企業は繰り返し武器輸出三原則の緩和を要求してきました。日本経団連の米倉弘昌会長は、官房長官談話について「画期的であり、高く評価する」ともろ手をあげて歓迎する談話を発表しました。
 誰のための「武器輸出3原則」の緩和か、明らかではないでしょうか。

≪日々の奮戦記はこちらから≫
【11.12.30】消費税増税の時期――半年先送りで何が違うのか?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111230-114751.html
【11.12.28】「武器輸出3原則」の「包括的な例外化」とは何か
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111228-194922.html
【11.12.26】全視協が国会点検――バリアフリー化を求める
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111226-114612.html
【11.12.25】来年度予算案――自民党政権とどう違うのか!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111225-105243.html
【11.12.22】それでも消費税10%への引き上げを強行するのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111222-203108.html
【11.12.20】過労死裁判――国は控訴するなと遺族が厚労省に申し入れ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111220-144730.html
【11.12.19】愛知県党が愛知県庁で衆院と参院の候補者を発表
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111219-142557.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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