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第452号☆12月11日 臨時国会は12月9日(金)で閉幕
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/12/11 第452号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
師走に入ってから、いっそう慌ただしい日々を過ごしております。木枯らしが吹きすさぶ寒い日々が多くなりました。いよいよ冬到来です。特に、東海・関東では空気が乾燥していますから、風邪などひかないよう気を付けましょう。
臨時国会は12月9日(金)で、閉幕しました。――今年の国会開会期間は、通常国会と2回の臨時国会をあわせ、じつに289日に達しました。通常国会が毎年1月に始まるようになった1992年以降でいちばん長かったそうです。
振り返ると菅内閣は、「震災対策法案や補正予算案を通常国会で成立させる」として、会期を8月31日まで大幅に延長しました。そのため、通常国会の会期は150日ですが、最長の220日となりました。臨時国会は、「必要に応じて開かれる」ことになっていますが、今年は9月13日から30日までの18日間と、10月20日から12月9日までの51日間、2回に渡って開かれることになりました。
長ければよいというわけではありませんが、今年は東日本大震災のという特別の事情があったことを考えると、やむを得なかったと思います。
国会の最終盤になると、悪法を強行しようとさまざまな駆け引きが行われるようになり、言論の府であるべき国会のあり方が、歪められることがしばしばあります。
この臨時国会でも最後の土壇場で、原発輸出協定、労働者派遣法、EPA協定などが強行される事態となりました。私は、議院運営委員会で、これらの不当なやり方について、毎回のように批判的な発言をせざるをえませんでした。
日本と、ロシア・韓国・ベトナム・ヨルダンとのあいだの原子力4協定については、東電福島第一原発事故の収束もしておらず、事故の原因も明らかになっていないのに、外国に危険な原発を売り込もうというものです。到底、認められるものではありません。私は、原子力4協定を本会議の議題とすることに反対し、無期限に延期すべきだとの動議を提出しました。その動議は否決されましたが、与党内からも異論が出て本会議での採決を欠席する議員が相次ぎました。
労働者派遣法改正案は、昨年4月6日に鳩山内閣が提出し、4月16日の本会議で審議を開始したのですが、1年7ヶ月余りの間、棚ざらしにされてきました。ところが臨時国会の会期末、12月7日に、突然、民自公3党合意の修正案が提出され、わずか3時間の厚生労働委員会質疑で採決を強行したのです。しかも、修正内容は、「製造業務派遣・登録型派遣の原則禁止」という法案の根幹部分を丸ごと削除し骨抜きにするものでした。私は、このようなやり方には、断じて容認できないと議院運営委員会で意見表明を行いました。結果として、本会議で採決することができず継続審議となりました。
日本・ペルーEPA(経済連携協定)と、日本・メキシコEPA改正議定書の2協定についても、委員会で与野党合意なく不正常なまま採決したものです。私は、議運委員会で緊急上程することにたいして反対の意見表明を行いました。
このように、議運委員会での発言が多くなっています。それだけ、国会運営が3党合意で乱暴になっているからでしょう。議運委員長が、最後にポツリと言いました。「共産党の発言はいつも論理的でスジが通っている」と。それなら、きちんと公正・公平なルールに基づく運営をおこなうべきです。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
議運委で発言――東京オリンピック招致に反対する意見表明
(「奮戦記」11.12.06より)
オリンピックは、国際親善とスポーツの発展にとって意義深いものであります。しかし、2年前(2009年)、石原東京都政がオリンピック招致を推進した際、わが党は、オリンピックを利用して大規模な東京開発をすすめるものだと指摘し反対しました。この招致が都民の大きな賛同が得られない中で失敗したことは記憶に新しいところです。にもかかわらず、東京都は2020年招致に立候補表明していますが、これは、前回への反省も都民への説明もないまま、「震災復興」を口実にした焼き直しにすぎません。
いま、力をそそぐべきは、被災者の生活再建、被災地の復興、原発事故の収束、放射能被害への賠償、除染であり、災害に強い都市・国土づくりであります。このようなときに、招致のために、インフラ整備をはじめとした膨大な関連経費を投入することは、やるべきではありません。
都民、国民からも東京オリンピック招致を望む声は高まっておらず、東京都の「都民の声総合窓口」に寄せられた都民意見の8割が招致反対です。
以上をふまえ、今回の2020年夏季オリンピック東京招致決議に反対するものです。
≪日々の奮戦記はこちらから≫
【11.12.10】福島県で消費税学習会の講師
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111210-201944.html
【11.12.09】臨時国会最終日――議運委員会で議案の扱いについて発言
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111209-150028.html
【11.12.08】財務大臣に来年度予算の申し入れ、原発事故調の発足で意見表明
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111208-162237.html
【11.12.07】中央社保協と国民大運動の院内集会で国政報告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111207-180821.html
【11.12.06】議運委で発言――原発輸出と東京オリンピック招致に対する意見表明
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/111206-142231.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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