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メールマガジンバックナンバー

第287号☆11月7日 国会の中には奇妙な空気が漂って…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/11/7 第287号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 秋も深まり、ときどき寒い北風が吹く日もあります。北海道からは、テレビ画面を通じて雪景色の映像が届いています。──風邪を引かないように注意しましょう。

 国会議事堂の中には、奇妙な空気が漂っています。──いったい、この国会は何を目的に開かれたのでしょう。麻生さんは、「冒頭解散」も視野に入れ、国会のはじめに解散する。──麻生さんは、それをやるため総理になったようなものでした。与野党間の“暗黙の合意”は、麻生内閣が誕生しても「選挙管理内閣」なるということでした。しかし、麻生さんは、いつまでたっても「解散」せず、ずるずると先送り。……それどころか、いそいそと「外交」に精を出し、会期末まであと3週間という段階になって、新テロ特措法案、金融機能強化法案などの成立をうながし、さらに次々と新しい法案の審議も求めるようになっています。
 ある自民党議員が、ため息混じりにこう言いました。──「福田さんは、何のために辞めたのかなぁ〜」と。9月始めに、与党のなかから「福田総理では選挙に勝てない」という声が盛んになり、「選挙に勝てる人」を総理に選んで「解散」するというのが作戦だったのではないでしょうか……。

 総理大臣が、ウソをついても許されるのは「解散の時期」だそうです。──解散は総理の大権であり、これまで「死んだふり解散」「郵政解散」などいろいろありました。そのいずれも、「解散なんかしない」と言って油断させたり、「するはずない」と思わせておいて、いきなり解散するというやり方でした。
 ところが、麻生さんはどうでしょう。「そろそろ解散するぞ」と言いながら、いつまでも「解散しない」のです。──これは、憲政史上きわめて珍しいウソになりますね。ある政治評論家は、こんなのは「きいたことがない」と言ってます。

 その一方で麻生さんは、第二次補正予算をこの国会に出すのかどうか、絶対に明言しないのです。麻生総理が「解散の可能性」をぎりぎり残して、与党内の求心力を高めているのでしょう。
 しかし、時間がたつにつれて、こんどは与党内での「対立」が表面化してきました。2兆円の「給付金」を決めたはいいが「所得制限」を設けるのか設けないのか、道路財源の一般財源化で「地方に1兆円渡す」と言ったが、実質3000億円なのか1兆円なのか。……閣僚のなかでも、人によってバラバラです。……これでは、補正予算も編成できません。この国会に補正予算案を出すかどうか、ハッキリしない理由は、その辺にも原因があるのかもしれませんね。

 今週、私は国会の活動で、かなり忙しく過ごしました。──財務金融委員会では、先週10月31日(金)に引き続き、今週は11月4日(火)と5日(水)の2回、政府から提案された金融機能強化法案に対して質問に立ちました。また衆院本会議でも、日本共産党を代表して反対討論をおこないました。……その内容については、「奮戦記」などをご覧下さい。それだけでなく、議院運営委員会と財務金融委員会のそれぞれの理事会に出席して、会議の運営をめぐって他党派と議論するなど、目に見えない仕事にもそれなりに時間がとられるものです。
 いま大事なことは、日本共産党の旗印を国民に示すしっかりした論戦をおこなうこと、そして、ひとりでも多くの国民に直接訴えることです。──この立場に立って、今後とも大いに力を尽くします。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 財務金融委員会――消費税増税で麻生総理大臣に質問しました
                (11月5日付「奮戦記」)

 衆院財務金融委員会では、麻生太郎総理大臣を迎えて金融強化2法案について質疑が行われました。私は、大企業・大銀行には現在や資本注入などで大盤振る舞いする一方で、国民には消費税増税などの負担増を押しつける政府の姿勢を厳しく批判しました。
 3大メガバンク・グループの6銀行が、2001年度から2007年度までの7年間、法人税を1円も払っておらず、3兆円にのぼる減税を受けていました。また、法人税率(表面税率)がピーク時の43%から30%に下がっていることを示して、「いたれりつくせりの支援だ」と指摘しました。
 その一方、麻生首相が10月30日の記者会見で、3年後の消費税引き上げを表明したことを取り上げ、麻生総理が消費税率10%を主張していたことを踏まえて、5%増税で13兆円、一人当たり10万円もの国民負担増になると批判しました。
 ──(この続きは「奮戦記」をご覧下さい)

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.11.07】第二次補正予算案──与党内の右往左往で提出どうなる?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081107-213332.html
【08.11.06】金融機能強化法案について本会議で反対討論を行いました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081106-184045.html
【08.11.05】財金委――消費税増税で麻生総理に質問しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081105-003439.html
【08.11.04】1世帯6万円戻し40万円取り上げ――これで消費が増えるか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081104-205133.html
【08.11.03】民主党は、なぜこうもマルチ商法との関係が深いのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081103-211414.html
【08.11.02】金融機関の役割は地域発展に資すること──参考人が表明
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/081102-214158.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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