国会での活動
【13.05.28】人事官・検査官候補者に対して質問
2013年5月28日、議院運営委員会は、政府が国会に同意を求めている人事官候補者の一宮なほみ(仙台高等裁判所長官)、検査官候補者の柳麻理(早稲田大学大学院政治学研究科教授)両氏の所信聴聞会を行ないました。
政府は、3月にも検査官と人事官の候補の同意を求めていましたが、国会は同意しないことを決めました。
そのため、政府は新たな候補者を提示しました。
所信聴聞会で、佐々木憲昭議員は、政府による公務員削減や総人件費削減が行われるもと、政府から独立した立場で労働条件を定め、公務員の中立・公平性を確保すべき人事院が役割を果たせなくなっていると指摘して見解を求めました。
一宮氏は労働基本権制約の代償機能の重要性を強調し、「政府が人事院勧告と異なる判断をする場合、政府は国民へ合理的な説明をする責任がある」と語りました。
佐々木議員は、検査官について、内閣からの独立性を保持しタブーなく検査のメスを入れる役割を強調したうえで、これまで会計検査院が官製談合や天下りによる企業との癒着、大型公共事業の無駄遣いの摘発をほとんどやってこなかったのはどこに問題があるかと質問しました。
柳氏は「それらも検査対象にすべきだと考えている。無駄や非効率の部分に厳しく目を光らせていく」と答えました。