東海での活動
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【02.02.10】BSE対策緊急措置法案の実現を目指す緊急集会
2002年2月10日、静岡県浜北市で「BSE対策緊急措置法案実現緊急集会」が開かれ、佐々木憲昭議員が日本共産党を代表して挨拶をしました。
主催者は4野党に呼びかけたそうですが、参加したのは日本共産党と社民党だけで、民主党と自由党は参加しませんでした。
佐々木議員の挨拶の内容は、以下の通りです。
今国会に、野党4党は「緊急措置法案」を提案しました。小泉総理は、野党の質問に対して「政府も法案を検討している」と答弁しました。しかし、すでに野党が提案しているのだから野党案に賛成すべきではなでしょうか。私たちは、与党にも賛成するよう働きかけています。実現のため、大いに世論を盛り上げましょう。
私は、12月22日の「BSEシンポ」に出席させていただきました。そのさい畜産農家の方から「あと2カ月もすれば、自分の家の経営が止まってしまう」「日本の畜産農家の存亡にかかわるところまで来ている」という深刻な訴えを聞きました。その声に応えて、1月18日に皆さんとともに農水省交渉もおこないました。その後、多少前進はありましたが、なんといっても法律をつくって実行させなければなりません。
今日の事態をまねいたのは、すべて政府・農水省に責任があります。農水省は、96年4月のWHO勧告を拒否して肉骨粉禁止を法令化しなかったのです。それだけではありません。小泉内閣にも重大な責任があります。2001年5月にEU委員会は、武部農水大臣に対して「日本でもすでに狂牛病の牛がいる可能性がある」と文書で警告を発していました。にもかかわらず、この警告をよけいなお世話と言わんばかりに拒否したのです。その4カ月後に、BSEが発見された。大臣の責任は重大です。
雪印食品をめぐる問題では、農水省は幹部の「監督責任」については厳しい処分をもとめていますが、自分たちの責任は棚上げするというのは納得できません。武部農水大臣は、「感染源の究明はそんなに大きな問題か」とか「行政指導を知らなかったという農家がいるが、それを恥ずかしいと思わないのか」などと、農家や消費者の神経を逆なでするような発言まで繰り返し、「野党はばかだ」と言うに至っては言語道断です。皆さんと結束して、最後までがんばりぬきます。