メールマガジンバックナンバー
第414号☆3月5日 予算案は1日未明に衆院を通過したものの
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/3/5 第414号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
昨日は、寒風吹きすさぶなか、名古屋市議選挙告示日の応援に入りました。宣伝カーの上で話していると冷たい風が体の芯までしみ込んでくるように感じます。――昨日に比べると、今日は比較的暖かい一日でした。
いま、国会議事堂のなかは、かつてない異常事態が続発しています。ねじれのなかでの与野党攻防、民主党内の矛盾噴出、司令塔なき国会運営など。……菅内閣の迷走によって、全体としてどこに向かうのか分からない不思議な雰囲気に包まれはじめています。
来年度予算案が衆議院を通過した「徹夜国会」も、きわめて異常でした。2月28日(月)の夕方から3月1日(火)の未明にかけて、徹夜で本会議などがおこなわれたからです。
まず、職権で採決日程を強行した中井洽予算委員長にたいする解任決議案が、2月28日夕方、自民、公明などから提案され、19:00から開かれた本会議で、討論・採決がおこなわれました。多数を占める与党によって、この決議案は否決されました。
その後、本会議は休憩のまま、予算委員会が開かれました。そこで、各党の組み替え動議が提案され、採決に付されて否決された後、本予算案が可決されました。そのうえで、再び本会議が開かれたのは、夜の23:40頃でした。議長が夜中の2:00に本会議を開くことを宣言して再び休憩。日をまたいで2:00から本会議が再開され、来年度予算案の討論・採決がおこなわれたのは、明け方の4:00近くになりました。
だいたい、草木も眠る“丑三つ時”とも言われた真夜中の2:00に、本会議を開くことは常識はずれです。私は、議院運営委員会理事会で、こんな体力を消耗する「徹夜国会」はやめて、次の日の昼に「普通にやればいいではないか」と言ったのですが、与党・民主党は「何が起こるか分からないので、やらせていただく」の一点張りでした。
真夜中に議院運営委員会が始まるころ、民主党の若手議員が「眠いなぁ」とポツリ。すると、中堅議員が「それは自然だよ」と言ったのです。――私は思わず「眠いときに眠らないのが不自然なのだ」と言いました。民主党の議員は「確かにそうだ」といいましたが、方針は変わりません。まったく、常軌を逸しています。
こうして、衆院本会議で一般会計総額92兆4116億円の2011年度予算案は、民主党と国民新党などの賛成多数で可決され、参院に送付されたのです。
ところがどうでしょう。予算案は3月1日未明に衆院を通過したものの、参議院の予算委員会が始まらないではありませんか。――参院予算委員会の理事会で、民主党が野党側の質問時間を短縮するよう強硬に主張して、勝手に協議を打ち切ってしまい、一方的に3月3日の予算委員会を開かないと宣言したのです。
いったい、あの「徹夜国会」は何だったのでしょう。何のために、むりやり参議院に送ったのでしょう。――民主党と自民党の筆頭理事らが協議を続けましたが、質問の割り当て時間について合意に至らず、前田委員長が職権で4日からの審議入りを決める形となったのです。
菅内閣の求心力は、ますます低下しています。しかも、財源となる公債特例法案や国税法案の成立のめどが立っていません。このままでは、数ヶ月後に財政的に行き詰まることも明らかとなってきました。――私達は“未知の動乱”へと足を踏み入れようとしているのです。財界とアメリカにハッキリものを言い、スジを通す日本共産党のがんばりどきです。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
これで外務大臣が務まるか――規正法違反の外国人献金
(「奮戦記」11.03.05より)
前原誠司外務大臣が、政治資金規正法で禁止されている外国人からの献金を受けていたことが、参院予算委員会で明らかになりました。
政治資金規正法第22条の5の規定は、選挙に関すると否とを問わず、外国人等から政治活動に関する寄附を受けることを禁止しています。これは、我が国の政治や選挙が外国人や外国の組織、外国の政府など外国の勢力によって影響を受けることを未然に防止しようという趣旨から設けられたものです。これに違反して処罰されると、公民権停止となります。
前原氏は、献金を受け取っていたことを認め、「返金し、政治資金収支報告書を訂正したい」と述べました。総務省自治行政局の田口尚文選挙部長は、罰則の適用について「当該行為の行為時の行為が法的に評価される」「後日に収支報告書の訂正をしても過去の事実関係は変わらない」と答弁しました。
――前原氏は、外務大臣としての資格が根本から問われます。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.03.05】これで外務大臣が務まるか――規正法違反の外国人献金
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110305-183805.html
【11.03.04】今日告示された名古屋市議選の応援に入りました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110304-204949.html
【11.03.03】医労連から大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護の実現をめざす要請
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110303-172949.html
【11.03.02】愛商連の方々から消費税増税阻止・強権的徴税反対で要請
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110302-171218.html
【11.03.01】2011年度総予算案に反対し、国民本位の組み替え案を提案
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110301-205521.html
【11.02.28】来年度予算案の衆議院通過は明日の未明
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110228-211253.html
【11.02.27】静岡県浜松市の日本共産党演説会で国政報告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110227-190130.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[mail@sasaki-kensho.jp]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館1106号室
TEL:03-3508-3730 FAX:03-3508-7280
佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━