アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

メールマガジンバックナンバー

第365号☆2月20日 国会内外のねばり強いたたかいがまた一歩

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/2/20 第365号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 風が冷たく厳しい寒さが続いています。――それでも梅の花が咲きはじめ、次第に春の息吹を感じるようになってきました。季節は、確実に巡っているようです。

 国会議事堂の中はどうでしょう。通常国会が開かれてからほぼ1ヶ月が経過し、衆議院ではいま、予算委員会が大きな山場を迎えています。私の所属する財務金融委員会をはじめ、総務委員会や厚生労働委員会など常任委員会も、予算関連法案の審議をめぐり与野党の攻防が繰りひろげられるようになりました。
 ふつうは、通常国会の早い段階で、各大臣が関連委員会で「所信表明」をおこない、それにたいする質疑がおこなわれます。ですから、たとえ法案の趣旨説明と質疑が本会議でおこなわれ、その後、関連する委員会にその法案が付託されたとしても、野党は「所信への質疑が終わっていないから、すぐには法案審議に応じられない」とすることが多いのです。
 財務金融委員会では、昨日、大臣所信への質疑がおこなわれました。このとき、要求実現に向けた新しい展開がありました。――新保険業法によって運営が困難になっている互助会・自主共済について、私の質問に対して亀井金融担当大臣は、互助会などが続けてやっていけるように「今国会できっちりと法的な整備をしたい」と明言したのです。また、法整備を待たず、困難に陥っているところには「相談に乗って対応したい」と、踏み込んだ答弁をしました。
 保険医団体や知的障害者の会などがおこなってきた助合いのための共済や互助会の活動が、新保険業法の適用を受けることになったため、無理に保険会社や少額短期保険業者になったり、廃止するという厳しい選択をせまられてきました。私は、構成員の相互扶助のため、「堅実な運営をしてきた互助会・共済事業がこれまで通りやっていけるようにすべきだ」と、関係者の切実な声を背景に、繰り返し国会質問でとりあげてきました。
 国会内外のねばり強いたたかいが、また一歩、政治を変えつつある。――このことを実感した瞬間でした。

 税制についても新しい変化がありました。私は、菅財務大臣に「アメリカやイギリスではすでに所得税の最高税率や配当の税率引き上げを実行している。日本でも参考にすべきだ」と迫りました。
 これにたいして、財務大臣は「日本では最高税率を引き下げてきたが、必ずしもそういう考え方だけでは日本経済全体が持ち上がらなかった」と振り返り、「アメリカやイギリスの措置については認識している。所得税の最高税率については税制調査会で見直しを含めて検討したい」と答えたのです。
 もちろん一方で、消費税増税の動きなども強まっていますから、けっして楽観できる状況ではありません。しかし、国民の世論と運動に依拠した論戦をおこなうことによって「正論が政治を動かす」ことも可能になるのです。

 来週は、「子ども手当」法案、「高校無償化」法案などが、衆議院本会議の議論に付されます。私は、財務金融委員会での法案質疑、予算委員会分科会での質疑など、3回の質問が予定されています。――いよいよ国会では、年間でいちばん忙しい時期を迎えることになります。

◇◆今週の「奮戦記」より◆

 予算委員長解任決議案への対応について
               (2月18日付「奮戦記」より) 

 17日の夜20:00に自民党から提出された「鹿野予算委員長解任決議案」は、18日13:00に開かれた本会議で採決されました。解任決議案への態度は、自民、公明、みんなの党が賛成、与党の民主、社民、国民新党が反対し、日本共産党は棄権しました。
 棄権した理由について、穀田国対委員長が記者会見して述べました。――「私たちは、民主党の国会運営には批判的立場だ。とくに、“政治とカネ”についてまともな対応をしていないこと、早々と民主党の国対委員長が予算案採決日程を表明したことなども問題だ。しかし、鹿野予算委員長の委員会運営について言うと、解任に値するほどの決定的な瑕疵(かし)があるとは思えない」。
 今日の本会議採決は、記名投票でおこなわれましたので、私たちは本会議に出席しましたが、登壇して投票をおこなうことはしませんでした。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.02.19】菅財務大臣が所得税「最高税率の引き上げ検討」を表明
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100219-210000.html
【10.02.18】予算委員長解任決議案への対応について
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100218-223408.html
【10.02.17】国税法附則の消費増税条項を削れと要求――財務大臣明言せず
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100217-210326.html
【10.02.16】所得税法等改正案等についての代表質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100216-203732.html
【10.02.15】明日は、予算関連国税法案について代表質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100215-012135.html
【10.02.14】小沢氏の「政治とカネ」等で内閣支持率36%に急落
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100214-150333.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[mail@sasaki-kensho.jp]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Share (facebook)

このページの先頭にもどる