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メールマガジンバックナンバー

第345号☆10月2日 民主党政権が発足して2週間経過して…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/10/2 第345号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 冷たい雨が降っています。……振り返ると、先月は雨のない月でした。降水量が極端に少なかったようですね。その反動でしょうか、10月に入ると切れ目のない雨がしとしと降り続いています。そのうえに、太平洋で次々と台風が発生し、日本に接近しているようですから、気をつけなければなりません。

 マスコミは、民主党政権の新しい動きを連日伝えています。八ッ場ダム・川辺川ダムの中止、後期高齢者医療制度の廃止宣言、補正予算の削減作業、国連やIOC(国際オリンピック委員会)総会での鳩山総理の演説、等々。新しい動きについては、不安もありますがなかなか新鮮なものを感じさせます。
 しかし、目を転じて経済や国民生活をみると、秋に入るといっそう厳しさを増しています。最悪水準の有効求人倍率、失業率、企業倒産など……。反貧困の運動をすすめている湯浅誠さんから、こんなメールをいただきました。「また冬が来ます。今年の年末年始が、去年の年末年始と違うことを、派遣村が開催されなくて済むことを祈りたいと思います」と。新しい政権が、政策の切りかえに時間をとられ、具体的な対策を実行に移せないあいだに、国民の暮らしが深刻化しないよう、具体的な要求をつきつけていくことも重要だと思います。景気悪化の「二番底」に陥らないようにしたいものです。

 今日は、全中連(全国中小業者団体連絡会)が、深刻化する中小企業の経営を打開するため、政府への要請をおこないました。集会では、大門みきし参議院議員と私が、連帯のご挨拶をしましたが、今日は、めずらしく国民新党代表の亀井静香金融大臣も参加しました。これまでの自民党政権では、まったく考えられない事態です。──亀井大臣は、7分の予定時間をはるかにオーバーして15分の「演説」を行い「次の仕事があるので」と退席しました。
 亀井大臣は、中小企業の危機を救う手段として、銀行への返済を3年程度猶予する(いわゆるモラトリアム)政策を実行しようとしています。この政策は、銀行の反発を招くなど、さまざまな議論を呼んでいます。私は、中小企業の営業を守るために返済条件を変更するという考え方には、大いに賛同できると思っています。有効なかたちで迅速に具体化されることを望んでいます。

 民主党政権が発足して2週間程度しか経過していませんが、自公政権と決別する方向は確かに目立っています。それを、大いに加速させるようにしたいものです。しかし、依然として不透明の部分があります。また、比例80削減などの危険な政策も掲げています。──私たちは、国民の切実な要求を正面にすえ、政治全体が財界奉仕・軍事同盟優先から脱却する方向に進むよう、がんばらなければなりません。


 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 企業・団体献金を受け取って「派遣切り」批判はできない
                (10月1日付「奮戦記」より)

 昨日、公表された2008年の「政治資金収支報告書」によれば、大規模な「非正規切り」を行った日本経団連の中枢企業が、自民党に多額の献金をしていたことが明らかとなりました。今日付の「しんぶん赤旗」に、報道されているとおりです。トヨタ自動車は6440万円、キヤノンは5000万円の献金をしていました。パナソニック、東芝、日立、本田技研なども、軒並み3000万円台の献金をしています。
 重大なのは、「非正規切り」が強行された時期、2008年10月から12月末にかけてのものが目立っていることです。自民党は、自民党は同年12月30日付で日立製作所から1026万円、富士通から800万円の献金を受けとりました。パナソニック、三菱電機、ソニーなどが会員の日本電機工業会から同年12月15日に、7700万円を受け取っています。また、日本自動車工業会からも8040万円を受け取っています。
 大企業は、一方で派遣切りを大規模に進めながら、他方で自民党には巨額の献金をするというやり方をしていたのです。これでは、自公政権が、大企業の派遣切りにモノが言えなかったのもムリはありません。
 しかも、見過ごすことができないのは、これらの業界団体が「公益法人」として認められ、国から補助金を受け取ってきたことです。税金を受け取って、それを政党に還流していると言われても仕方がありません。その献金は、自民党にだけでなく、民主党も流れているのです。はたして民主党は、この構造にメスを入れることができるのでしょうか。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.10.02】全中連が中小企業への支援を求める政府要請行動
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091002-220321.html
【09.10.01】企業・団体献金を受け取って「派遣切り」批判はできない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091001-190929.html
【09.09.30】労組・民主団体と日本共産党国会議員団との懇談会
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090930-233853.html
【09.09.29】新政権は、財界支配から脱却することができるのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090929-215913.html
【09.09.28】テレビ朝日「今夜!緊急スペシャル」放送について
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090928-143146.html
【09.09.27】豊橋市「第9回納涼まつり」、刈谷市「党創立記念集会」
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090927-232146.html
【09.09.26】「選挙お疲れさま、かえるネットアフターのつどい」でお話
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/090926-203748.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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