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メールマガジンバックナンバー

第257号☆4月4日 このところ国会のなかにおかしな空気が…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2008/4/4 第257号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 国会周辺の桜の花が散りかけています。今年は早いですね。衆議院九段議員宿舎から国会まで徒歩で約40分かかりますが、その間に千鳥ヶ淵があり桜の名所となっています。昨日のホームページに写真を載せたように、今年もその桜が満開になり、内堀通りの最高裁判所、国立劇場それにイギリス大使館前の桜は、ハラハラと散りかけています。

 このところ国会議事堂のなかに、おかしな空気が流れはじめています。……たとえば、日銀総裁の問題です。
 先月の19日に、政府が提案した2人目の総裁候補が「不同意」となってから、かなり経つのですが、3人目の新たな候補者がいまだに出てきません。4月11日に中央銀行総裁が出席する国際会議があるので、それまでには決めたいと言っていたのに、今日に至るも何の提案もないのです。せめて、「4月7日(月曜)に出します」という連絡ぐらいはあってもいいはずですが、それもありません。政府は何を考えているのでしょうか。
 今日の衆議院議院運営委員会では、野党側から「どうなっているのか」と聞いても、与党理事は「わかりません」と、議運委員長も「何の連絡もない」「どうなってるのかな〜」と言うだけ。いちおう、何かあることに備えて、月曜日の昼12時には「理事会を開く」ことだけが決まりました。

 もうひとつは、道路財源問題です。
 4月1日からガソリン税などの暫定税率がなくなり、道路整備財源特例法も期限切れになりました。今の局面では、私たちが主張していた政策――「暫定税率の廃止」と「一般財源化」が、そのまま実現しているのです。4月2日の財務金融委員会で、額賀財務大臣も、ガソリン税などの税収が「道路特定財源として目的化されたものではない」と私に答弁し、道路特定財源が一般財源化されている事実を認めました。
 一般財源化によって、税収の使途を道路に限ることなく、教育や福祉にも使えるように、少なくとも仕組みのうえではそうなったのです。そのうえ、ガソリンも下がりました。
 せっかく下がったガソリン税を増税して価格を無理に引き上げたり、税収を道路に限定するようなことは、やってはなりません。一般財源化は、国民の6〜7割が賛成しているのです。私は、質問のなかで「現状のままでいいではないか」と主張しました。

 ところが、自民党や公明党は、もとの政府案を「再議決」して、道路特定財源と暫定税率をむりやり復活させると言うのです。参議院に送った法案を60日間「議決」しなかったことを理由に、衆議院で3分の2の多数の力で、道路特定財源と暫定税率を10年間も続ける法案を「再議決」しようというのですが、再議決などすれば、逆に混乱を起こすことになります。
 だいたい、福田総理が言う「来年4月からの一般財源化」とも矛盾するものです。政府が出していた案をそのまま再議決するなどスジが通りません。
 与党のなかからも、道路財源を10年間確保する法案を「再議決することに反対する」動きが出てきました。報道によると、「福田提案を支持し道路特定財源の一般財源化を実現する会」は昨日、衆参の自民・公明議員約50人、代理出席40人を集めて設立総会を開いたそうです。そこでは、特定財源法案の再議決は「首相の新提案と整合性がない」などと異論が噴出し、報道は「5月中旬の同法案の衆院再議決は荒れ模様となる公算が大きくなった」と書いています。3分の2を切るためには、16人が賛成しなければよいのですから、与党執行部があわてるのは当然です。
 4月末から5月にかけて、政局としては、いよいよ“何がおこってもおかしくない”事態となってきました。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 消費税導入20年目、全国怒りの宣伝行動で新宿宣伝
                  (4月1日付「奮戦記」より)

 今日は、消費税が導入されてから20年目にあたります。
 消費税増税阻止・国民負担増反対をめざして、消費税廃止各界連絡会や社会保障推進協議会が街頭宣伝をおこない、私も参加しました。ご一緒にお話ししたのは、全労連の坂内三夫議長、新婦人の高田公子会長、保団連の住江憲勇会長、全日本民医連の長瀬文雄事務局長、年金者組合の篠塚多助委員長、司会は消費税をなくす会事の梅村早江子務局長です。
 強風が吹くなかでの街頭宣伝でしたが、多くの方々にお話を聞いていただきました。
 各界連は、3月31日から4月6日までの1週間を「大増税を許さない!全国いっせい怒りの宣伝週間」として取り組むことにしています。
 今日から、ガソリン税が1リットル当たり25円下がることになりました。蔵出し税ですから、ガソリンスタンドでは、すぐには下がらない性格のものです。しかし、競争が激化しているガソリンスタンド業界では、値下げするところも出ています。――新宿駅を利用している人々の関心は高く、お話をよく聞いていただきました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【08.04.04】道路特定財源「再議決」は国民への重大な挑戦!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080404-162307.html
【08.04.03】忙中閑あり──今年も、千鳥ヶ淵の桜は満開になりました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080403-194458.html
【08.04.02】一般財源となった道路特定財源関連法案の再議決は認められない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080402-223823.html
【08.04.01】消費税導入20年目、全国怒りの宣伝行動で新宿宣伝
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080401-181111.html
【08.03.31】明日からガソリン税の暫定税率がなくなり道路特定財源は…
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080331-210000.html
【08.03.30】米軍「思いやり予算」初の空白──政府・与党の狼狽ぶり
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080330-202304.html
【08.03.29】総理の言う「暫定税率維持」は一般財源化と相容れない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/080329-233715.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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