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国会での活動

国会での活動 − 国会質問税制(庶民増税・徴税)

【09.02.20】消費税増税法案を「来年通常国会にも提出」と与謝野財務大臣が明言

   2009年2月20日、財務金融委員会が開かれ、17日辞任した中川昭一前財務・金融担当大臣の後任、与謝野馨財務・金融・経済財政担当大臣に対する質疑、09年度予算関連法案質疑が行われました。

 まず最初に、17日辞任した中川昭一前財務・金融担当大臣の辞任について、与謝野大臣に見解を求めました。
 与謝野大臣は、「辞めた後、ニュースで見て、日本の代表としてあるべき姿ではないと確信した。職を辞するのは当然だった」との認識を示した。ただ「中川氏は私の友人。友人としては極めて残念だと思う」と答弁しました。

 佐々木憲昭議員は2回にわたる質問で、与謝野馨財務・金融・経済財政担当大臣に、消費税増税についての見解を質しました。
 与謝野大臣は、消費税増税法案を「来年の通常国会に提出したい。遅くとも2011年だ」と明言しました。
 また、次の総選挙では、消費税増税が「大争点になる」と述べました。

   佐々木議員は、「低所得者ほど負担が重く、中小企業の営業を破壊する消費税の増税は絶対にやるべきではない」と強調しました。
 また「庶民には増税を押しつけ、大企業・大資産家は減税する政治の方向が間違っている」とのべ、ゆき過ぎた法人税減税の見直しや證券優遇税制の廃止を求めました。

 佐々木議員は、「消費税は所得の低い人ほど負担が重くなる逆進性がある」と指摘したのに対して、与謝野氏は消費税の逆進性を認めました。
 しかし、税率を上げて社会保障給付を充実させると「逆に低い所得の方が手厚い給付を受ける」と述べました。
 佐々木議員は、消費税導入の時も消費税増税の時も「社会保障のため」と言われてきたが、「実際には、社会保障制度は削られ続けてきた」と、医療、介護、年金、障害者支援などの具体的事例を挙げながら厳しく批判しました。
 そのうえで、社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制してきた方針を改めるよう求めました。
 これにたいして与謝野大臣は「06年の『骨太の方針』に書いてある原則だ。ここでやめるとは言えない」と強弁し、社会保障費の抑制を続けながら消費税増税をはかる姿勢を鮮明にしました。


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