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国会での活動

国会での活動 − 国会質問その他金融(銀行・保険・証券)

【06.06.16】村上ファンドで利殖行為 日銀総裁に辞職求める

   2006年6月16日、財務金融委員会が開かれ、日本銀行から『通貨及び金融の調節に関する報告書』について報告を受け、佐々木憲昭議員が福井総裁の村上ファンド出資について質問しました。
 「日本銀行員の心得」には、「世間からいささかなりとも疑念を抱かれることが予想される場合には、そうした個人的利殖行為は慎まなければならない」と定められています。

   佐々木議員は、日銀総裁が、私的利益を目的とするファンドに出資し利得を得ていたことは、この規定に反すると追求しました。
 福井総裁は「利殖を意図していない」と弁解しましたが、佐々木議員は「意図しなくても利得が出ている」「村上ファンドがインサイダー取引で得た不当利得の一部を受け取ることにはかわりない」と批判しました。
 佐々木議員は、福井俊彦日銀総裁が、村上ファンドから収益をえていたことについて、「国民は預金利子もゼロに近いのに、その一方でぬれ手でアワのボロもうけを奨励し、その利益を自分の懐に還流させてきた」と批判しました。

   また、福井総裁が自ら明かした株保有について、報告義務は運用したときだけで、保有そのものには報告義務がないのは問題だとのべ、株など保有資産の年1回の公表の義務付けなどの検討を求めました。
 福井総裁は「委員のご指摘のとおり。改善すべきは改善する」とのべました。
 さらに、6月20日までに、村上ファンドの四半期ごとの運用報告書と決算書の提出を求めたのにたいし、福井氏は探して見つかれば提出することを約束。

 委員会後の理事会では、福井氏の村上ファンドに関する毎年の収益、納税、拠出金、残高などの資料を、20日までに提出させることを決め、閉会中に委員会を開く方向で協議を続けることで合意しました。

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