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奮戦記

【05.06.22】自公民「酒気帯び本会議」で民・自が懲罰動議を乱発

写真 国会の会期延長を決めた17日(金)夜の衆院本会議に、自民、民主、公明の議員が酒気を帯びて出席した問題の煽りで、自民党と民主党の間で懲罰動議を乱発しあうという異常な事態になっています。

 もともと、17日(金)の衆議院本会議は、昼の会議で議運委員長解任決議案を処理した後、いったん休憩に入り、夜の8時50分に再開されました。

 その本会議と本会議のあいだの休憩時間帯に、日本経団連のパーティー(企業人政治フォーラム定時総会・記念パーティー)があったのです。

 そこに招待されていた自民党、民主党、公明党の多くの議員が、そこで飲酒をしたとみられます。

写真 私は、本会議で投票のために歩いて自民党席の前を通ったとき、酒に酔って真っ赤な顔をした自民党の秋葉議員に「どうするつもりだ」と話しかけました。

 本人は、「はい、投票したら退場します」と話していました。酒を飲んでることは、本人が認めたのです。その後、秋葉議員は本会議場から退場しました。

 当日の状況については、私の「奮戦記」(17日付) 「奮戦記」(18日付)をご覧下さい。

 その夜、開かれた議院運営委員会で、民主党は、森元首相、秋葉議員の懲罰動議を提出しました。

写真 これに対抗して自民党も、民主党議員にたいする懲罰動議を出したのです。対象となったのは、吉田治議員、樽床伸二議員、平岡秀夫議員でした。

 その後、19日(日)になって、民主党は、小泉首相、武部幹事長、茂木議員、今津議員の懲罰動議を提出しました。

 これにたいして小泉首相は飲酒を否定、今日(22日)の決算委員会でも民主党の岡田代表に抗議していました。

 さらに、20日(月)になって、自民党は、議院運営委員会の民主党理事である筒井議員、城島議員、生方議員の懲罰動議を提出しました。

 民主党は、その直後、これに対抗するかたちで、議院運営委員会の自民党理事である山口議員、鈴木議員、山本議員、水野議員、小渕議員、公明党理事の遠藤議員にたいする懲罰動議を提出したのです。

 なんと、懲罰動議の対象になったのは、これで18人にも及びます。!!

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 こうなると、飲酒問題という本筋からはずれた自民党と民主党の意地の張り合い、泥仕合いです。何ということでしょう!

 財界主導の「二大政党制づくり」のなかですすむ国会の“オール与党化”は、低調な論戦、国会軽視、議員のモラル低下をもたらしました。――「酒気帯び本会議」も「懲罰乱発」も、そのあらわれです。

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ふぁ〜い!

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