東海での活動
東海での活動 − ブロックでの行動、農林漁業・食の安全、地域経済振興・不況打開、岐阜県
【01.11.17】飛騨高山の狂牛病(BSE)問題の懇談会に参加
2001年11月17日、飛騨牛の産地で知られる岐阜県高山市で、佐々木憲昭衆院議員、大西啓勝県議らが、焼き肉・精肉などの業者、畜産農家と狂牛病関連被害で懇談しました。
政府や県が狂牛病関連被害救済として打ち出した緊急融資制度などが、「借りにいってもさまざまな条件を出されて借りられない」「農水省の緊急融資も1年では、なんともならない。牛は2年のサイクルで出荷する。1年では返済できない」など、切羽詰まっている人には融資がまわらない実態が共通して出されました。
佐々木議員は、「政府の答弁と実態は違っている。現場が利用できる制度に改善するよう国会でとりあげたい」と話しました。
和牛肥育農家、酪農、農協幹部の皆さんとの懇談での意見
- 国の失敗で迷惑をこうむっているのが我々だ。私たちがしたことではないのに、カネを貸すから何とかしろとは何だ。もとに戻してくれ、と言いたい。
- この問題は、党派を超えてやってもらいたい。
- 出荷は、7割落ち込んだ。
- 規制で出荷が遅れた牛は、どんどん悪化する。そういう事実を農水省の役人は知っているのか。
- 次々と子牛が生まれているが、出荷ができないので、何頭も狭い牛舎に押し込めてスペースさえない状況だ。
- 早く、検査態勢をしっかりしてもらいたい。このままでは、12月までがまんしても3〜4月まではもたない。
- 農家はいつも不利な状態におかれている。これまでもそうだった。すべて輸入に頼りすぎているのが問題だ。
- 銀行に税金投入するぐらいなら、こちらに回せといいたい。
牛肉卸・小売り、焼肉店の方々との懇談での意見
- 国の責任で、われわれが被害を受けたのだから、国が全額補償すべきだ。
- 昼間の客はゼロだった。夜は1組のアベックだけだ。これではどうにもならない。それでも我慢して耐えていくしかないのか。
- 融資といっても、返すあてがない。
- 銀行の貸し渋りはひどい。条件変更をしたところには貸さないといっている。困っているところに貸してくれない。
- 銀行の条件をクリアできるところは、ひとつもない。これまでに借金があるからダメ、保証人がないからダメと言われる。
- 別枠の信用保証だというが、実際には別枠になっていない。
佐々木議員は、この問題に関して、11月21日の財務金融委員会で取り上げました。
リンク【国会での活動】狂牛病問題で打撃を受けた農家・中小企業への損害補償を(01.11.21)