東海での活動
東海での活動 − ブロックでの行動、農林漁業・食の安全、三重県
【01.03.17】英虞(あご)湾真珠養殖業関係者と懇談
2001年3月17日、佐々木憲昭衆院議員は谷中みよし党三重県国民運動本部長らとともに真珠養殖発祥の地・三重県の英虞(あご)湾を訪れ、養殖業の実態を調査しました。
英虞湾に面した大王町で開いた養殖業者との懇談会には橋爪政勝大王町長、大口秀和志摩町長も参加。各地の真珠養殖漁協組合長多数を含む約40人の養殖関係者の切実な訴えを聞きました。
英虞湾をはじめ全国の真珠養殖地では、1996年頃から真珠母貝のアコヤ貝が感染症で大量へい死する被害が続いています。病原体は未だ特定されておらず、有効な対策もないまま養殖業者は、経営の継続に悪戦苦闘しています。
懇談会では「このままでは真珠養殖をやる者がいなくなってしまう」と、多額の借金を抱え資金繰りに苦労しているリアルな状況が訴えられ、無利子の救済資金や低利融資などを求める声が相次ぎました。
また、「(へい死の)原因が分からないのなら、強い貝の開発に力を入れてほしい」など、研究面での行政の努力や、外国産の輸入規制、「デフレにもしっかり対応してほしい」などの要望が出されました。
佐々木議員は、「無駄な大型公共事業で借金を増やす自民党政治を、農林漁業や社会保障を守ることで経済を発展させる方向に抜本的に転換していく必要がある」「水産庁などと交渉する必要がある」と語りました。