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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文談話メディアでの憲昭

【12.03.25】多くの人の疑問念頭に赤旗

日本共産党 社会保障充実・財政危機打開「提言」を語って
衆院比例候補の手記

しんぶん赤旗2012年3月25日付


 日本共産党衆院比例候補を先頭に、いま全国各地で「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」にもとづく各界・各団体との懇談・対話が行われています。「提言」の内容をどう語っているのか--18日付に続き、比例候補の手記を紹介します。


多くの人の疑問を念頭に
佐々木憲昭議員 東海
 私は、学習会やシンポジウム、懇談会などの講師に招かれる機会が増えました。3月だけでも土日を中心に6回、地元の東海ブロックに足を運びました。
叱咤激励が
 「うちの商店街は70軒。(消費税増税は)生きるか死ぬかの問題だ。民主もあかん、自民もあかん。共産党は最近、覇気がない。今こそ共産党に頑張ってほしい」--20日に私が参加した、日本共産党三重県委員会主催の経済懇談会でのことです。会場いっぱいの参加者を前に、地元・津市大門大通り商店街振興組合理事長からこんな“叱咤激励”をいただきました。
 懇談会には、全国商店街振興組合連合会副理事長の鯉江盈(こいえみつる)さんをはじめ、県内20団体の代表、一般市民の方々など約80人が参加。熱心に耳を傾け、発言してくれました。
 全国小売業連合代表取締役の多喜正男さんは、次のように訴えました。
 「商店が、“消店”になり、そのうち“昇天”になる。3%が5%になっただけで売り上げが下がった。お客さんあっての商店なのに10%になるとどうなるか、想像がつかない」。ほかにも次々と手があがり、「消費税分ぐらいまけとけといわれると転嫁できない。できなければ銀行に借金、だめならおじいちゃん、おばあちゃん、兄弟に借りるしかない」(業者)、「社会保障も危機にある。国保に入っていない無保険の患者が病院にきたけど手遅れだった」(医療関係者)。  

写真は3月20日、党三重県委員会主催の「提言」各界懇談会
 私は、「提言」の話をするさい、「社会保障を何とかしてほしいが、国の財政が大変だから…」という多くの人が抱いている疑問を念頭に置きます。1997年の橋本内閣による増税の時期と比べ国民負担と社会保障の改悪がいかに進んでいるか、大企業や大金持ち・富裕層がいかに優遇されているか、民主党・野田内閣の「社会保障と税の一体改革」では、社会保障も財源も経済もよくならないことを説明します。最近では、自民党議員も国会質問で、「消費税を上げても税収は下がる」と言わざるをえないことを紹介すると、「なるほど」という反応が返ってきます。大事なことは、実態の告発だけでなく、展望を指し示した「提言」のポイントを語ることです。
暗い海に灯
 「お話を聞いて消費税のインチキ、カラクリがよくわかりました。だまされないよう国民もしっかり勉強しなければならない」「まさしく暗い海での灯台の明かりだと感じました。この話を具体的にかみくだいて、いろいろな方にどう話していくか。私自身も学んでいき内」。参加された人からこんな感想が多く寄せられています。
 先に述べた鯉江さんは、私に激励の言葉を送ってくれました。
 「私から見れば、民主党も自民党も消費税増税では同じ。『オール与党』です。ただし、『仕方がない』という声もあり、まだまだ宣伝が足りない。地域で共産党が存在感を示す絶好のチャンスです。いま頑張らないといつ頑張るのか。たくさんできますよ、応援団が」
 いまこそ「消費税増税反対」の一点で共闘を大きく広げていきましょう。


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