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メールマガジンバックナンバー

第473号☆6月17日 国会は、明日から何が起こるか…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2012/6/17 第473号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 今日は、湿度が高く蒸し暑い一日でしたが、東海・関東地方ではこれから雨が降るようです。太平洋側を中心に梅雨前線の雲が広がっており、すでに九州南部では降り始めからの雨量が400mm近くになっているところもあり、大雨となっているそうです。土砂災害に注意が必要です。明日になると、沖縄では台風4号の接近で夜は荒れてくると予想されています。

 国会の荒れ模様も、これから次第に広がりそうです。
 一昨日(15日)金曜日の夜、民主・自民・公明3党が、消費増税を含む「社会保障・税一体改革」関連法案の修正について「合意」し、明日から民主党の「党内調整」が始まります。この「合意」なるものは、民主・自民・公明3党の「密室談合」によってつくられたものであり、重大な問題があります。
 ひとつは、3党だけで“ウラ取り引き”をおこない、「合意したからすぐ通せ」というのは、あまりにも乱暴だということです。国会は3党だけで構成されているわけではありません。すべての党派が参加して、表舞台=議会で審議するのが当たり前のルールです。こそこそと、ウラにかくれておこなう「密室談合」は、国会を形骸化し議会制民主主義を破壊するものです。
 ふたつは、その「合意内容」なるものを見ると、ことごとく民主党のマニフェストを骨抜きにするものとなっていることです。野田内閣が、自民党案(社会保障基本法案)を事実上マル呑みし、目玉政策といわれた「後期高齢者医療制度の廃止」、「最低保障年金制度の創設」などの検討を、これからつくる「国民会議」にゆだね、事実上棚上げするものとなっています。これは、まさに国民に対する背信行為です。

 明日から、何が起こるか分かりません。民主党は明日、政調合同会議を開いて党内の了承取り付けを「1日で終わらせる」としています。これが、どうなるかです。
 野田総理は21日の国会会期末までに法案を衆院で採決したいとしていますが、党内の反対の声がどこまで広がるか、「自公両党への譲歩」に対する不満はいわゆる「中間派」にも拡大しており「意見集約は難航必至だ」とも報道されています。
 一方自民党は、与党が採決を先送りした場合には、内閣不信任決議案提出を検討していると言われています。自民党の町村信孝元官房長官は、今日のフジテレビの番組で「(21日までに)採決しないならば直ちに内閣不信任案だ。政治責任そのものだ」と強調しています。
 しかし、国民の多数は、「消費税増税反対」であり「採決すべきでない」と言っているのです。明日から「民主党の党内手続き」「本会議での採決」「会期延長」「内閣不信任案」などが絡み合い、まさに「一寸先はヤミ」の“視界不良”領域に入り込みます。

 ――私たちは、世論を力に正々堂々とたたかっていかなければなりません。国民の声に逆らう増税勢力には、必ず、厳しい審判が下されることになるでしょう。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 中央公聴会で「消費税転嫁できない」の声、続出!!
                   (「奮戦記」12.06.13より)

 社会保障・税一体改革特別委員会が開いた消費税増税法案に関する中央公聴会で、公述人に質問しました。
 私は「20兆円もの増税・負担増で今後の経済はどうなるか」と質問したのに対して、暮らしと経済研究室」の山家悠紀夫主宰は、「消費税の5%増税だけで経済のマイナス成長は必至だ。ここに社会保障の給付減、負担増が加わると大変な状況になる」と答えました。
 また、「消費税増税に反対だ。財源は別に求めるべきだ」と指摘したのに対して、全国商店街振興組合連合会の坪井明治理事長は、「同じ意見です」と賛同し、「(増税阻止のために)よろしくお願いしたい」と応じていただきました。
 身銭を切って消費税を負担する中小下請け業者の状況を指摘すると、全国商工会連合会の石澤義文会長は「(大企業などに)納入している小さな業者は深刻だ」と答え、「親会社から徹底的にたたかれている。弱い者が価格に消費税を転嫁できない実情は、みじめなものと思っている」と述べました。
 また、私が「中小企業は消費税を転嫁することが難しいのではないか」と指摘したことに対して、日本商工会議所の井上裕之特別顧問は「ご指摘の通り。世の中の景気をよくすることが一番の対策だ」と述べました。
 小泉・安部内閣のときのブレーンの一人だった高橋洋一嘉悦大学教授は「世界を見ると消費税は国または地方の一般財源だ。消費税を社会保障に充てることは、税理論、社会保障理論からいっても理解できない」と批判しました。

≪日々の奮戦記はこちらから≫
【12.06.17】岐阜県で「日本経済の前途を考える懇談会」
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120617-174630.html
【12.06.15】財金委で国民新党の公約破りを追及。議運委で意見表明
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120615-141308.html
【12.06.14】民自公3党による「密室談合」政治に反対する
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120614-181552.html
【12.06.13】中央公聴会で「消費税転嫁できない」の声、続出!!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120613-101157.html
【12.06.11】学生の夢つぶす消費税大増税は撤回しかない
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/120611-102645.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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