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メールマガジンバックナンバー

第433号☆7月24日 国民にとって重大な“夏の陣”が…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2011/7/24 第433号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 ここ2〜3日、涼しい日が続きました。しかし、また明日から33〜34度の暑い日がぶり返しそうです。熱中症に気をつけましょう。
 このところの政治の動きはというと、まず第二次補正予算案についてです。衆議院を通って参議院で審議されていますが、週明け早々にも可決される見込みとなっています。日本共産党は、第一次補正予算案に賛成しましたが、この第二次補正予算案には反対しました。その最大の問題点は、東京電力を救済するスキームとなっている原子力損害賠償支援機構法案にもとづく予算が計上されているからです。詳しくは、22日付の「奮戦記」をご覧ください。

 菅直人総理の「退陣」に絡んで誰が言い出したのか、「退陣3条件」というものがあるそうです。一つは第二次補正予算案、二つは再生エネルギー買い取り法案、そして三つ目は赤字国債発行法案。――これらが国会を通れば“菅総理は辞めるはず”だというのですが、しかし、肝心の菅総理自身は「なでしこジャパンに見習って最後まであきらめない」と、辞めない決意を固めているようです。……3つの条件がそろったら、すぐ辞めるなどと言っているのは民主党のなかに多いようです。しかし、菅さんは「そんな約束をしたことはない」と思っているのではないでしょうか。
 もともと総理大臣の退陣は、本人が「辞めた」と放り出す場合か、内閣不信任案が可決される場合しかないのです。仮に不信任案が可決されても「解散」に打って出る道がありますから、かならずしも総辞職するとは限りません。それに、この国会ではすでに内閣不信任案が否決されていますから、内閣不信任案を再び出すことはなかなか難しいでしょう。――となると、本人の意思に反して総理大臣を辞めさせるというのは、とてもとても大変なことなのです。菅さんは、それを熟知しているのでしょう。
 私が接触している範囲では、民主党議員の多くが菅総理を辞めさせたいと言っている人が多く、自民党議員は「菅さんのもとで選挙をやった方が有利」と見て、「菅おろし」にはそれほど熱心でないように感じます。これも、まことに奇妙な「ねじれ」ですね。

 さて、菅おろし3条件の一つである「子ども手当」をめぐる民自公3党の“密室協議”が続けられています。私は、財務金融委員会の理事会の場で、国会の表舞台で堂々と議論しないで「密室」でこそこそと「すり合わせ」をするというのは、感心できないと主張してきました。――報道によれば、子ども手当の「所得制限」について、渋っていた民主党が受け入れたのだそうです。それも、最初は年収1800万円と提案していたのに、その後は1200万円、さらには1000万円と「バナナのたたき売り」のような提案をする始末で、それでも自民・公明は納得しないようです。自民・公明は、この点で合意がないと赤字国債発行法案に賛成できないと言うのです。
 自民党と公明党は、目玉政策である「子ども手当」を含む民主党の「マニフェスト」そのものをつぶすまで食い下がるつもりでしょう。すでに、総選挙に向けた消耗戦がはじまっているように思われます。岡田幹事長は「財源で間違っていた。謝罪する」という趣旨の発言しました。しかし、それで民主党内はおさまるのでしょうか。……民主党は「マニフェスト」を掲げて“政権交代”したはずです。自民・公明両党の軍門に下るなら、何のための政権交代だったのでしょう。
 しかも「社会保障・税一体改革」と称して、やってはならない「消費税を10%」への道に踏み出そうとしています。――いよいよ、国民にとって重大な“夏の陣”が、いやおうなしに始まろうとしているのです。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 浜岡原発は永久停止、廃炉にせよ!
                    (「奮戦記」11.07.21より)

 「世界一危険な原発」といわれてきた浜岡原発は、政府による運転中止要請で停止しています。しかし、中部電力は津波対策をおこなった後に運転を再開するとしていますが、永久停止・廃炉にすべきです。
 浜岡原発は、東海地方から四国地方の沖合の海底にある南海トラフ(海溝)沿いに発生するマグニチュード8級の巨大地震、東海地震の震源域の真上にあります。もともと、こんなところに立地すること自体、間違っているのです。
 菅首相が5月6日に浜岡原発の停止を要請して中電は原子炉を止めましたが、一時停止にすぎません。いったん事故が起きれば制御することも、収束させることもきわめて困難なのが原発事故です。浜岡原発は一時的な停止ではなく、永久に運転をやめ廃炉にすべきです。23日(土曜)に、静岡市で中部電力浜岡原子力発電所の廃炉を求める大集会が開かれます。「原発ゼロ」への道に大きく踏み出す第一歩にしたいものです。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【11.07.24】愛知県業者後援会の「夏期学習会」で国政報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110724-223819.html
【11.07.23】浜岡原発の永久停止・廃炉を求める静岡県大集会(ひまわり集会)に参加
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110723-200655.html
【11.07.22】消費税廃止各界連が街宣。第2次補正予算案について
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110722-160000.html
【11.07.21】浜岡原発は永久停止、廃炉にせよ!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110721-105241.html
【11.07.20】衆院本会議で剰余金法案を可決――日本共産党は反対
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110720-215704.html
【11.07.19】第二次補正予算案の二重ローン対策は“まゆつば”
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/110719-213100.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

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