アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

メールマガジンバックナンバー

第404号☆12月26日 民主党内のゴタゴタと予算編成…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/12/26 第404号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇ 

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

 師走もいよいよ押し詰まり、今年もあと5日となりました。厳しい寒波も押し寄せ、各地で大雪の被害が報道されていますが、どのようにお過ごしでしょうか。

 政治のニュースと言えば、予算・税制そして小沢問題。――小沢問題をめぐる民主党内のゴタゴタについては、このメルマガでも毎回取り上げていますが、依然として出口が見えてきません。仙谷由人官房長官は、今日になって、小沢氏の離党に踏み込む発言をしたとか、来年1月からの通常国会へ向け「小沢切り」をてこに野党との連携を図ることを模索しはじめたなどと報道されています。これにたいして、小沢氏支持グループが反発を強め内紛が激化するなか、たちあがれ日本に連立を打診したとか。……エレベータで一緒になった民主党の中堅幹部Uさんは「小沢さんを切り捨てるしかない」とはっきり言ってました。
 こうなってくると、年明けの通常国会が始まる前に、予期せぬ事態も想定される流動的な状況となってきました。

 12月20日(月)に菅さんと小沢さんの会談が1時間半にわたっておこなわれた、ちょうどそのとき第1議員会館のエレベータに乗ったところ、たまたま、安倍晋三元総理と2人になりました。安倍さんは、私に「菅さんと小沢さんの会談はどうなったんでしょうね」と、めずらしく話しかけてきました。私は「たぶん決裂じゃないですか」と応えると、安倍さんは「私達は政倫審には反対ですから」といいながら、降りていきました。――民主党の動きに自民党が大いに注目し、虎視眈々と政権復帰のチャンスをうかがっている雰囲気が伝わってきます。昨日、25日(土)におこなわれた菅・小沢再会談でも、まったく進展がなく、民主党は分裂含みでいっそう対立がエスカレートしています。

 それにしても党内のゴタゴタに国民の目が向いている間に、民主党政権がやっている政治は、予算編成にしても外交にしても、ほんとうにひどい状況になってきました。――24日(金)に閣議決定された来年度予算案は、財界の要求に応えて法人税の5%減税を盛り込み、大金持ち優遇の証券優遇税制をさらに2年間継続するなど、大企業・大資産家優遇の姿勢を鮮明にしました。軍事費は引き続き「聖域」とされ、なかでも米軍への「思いやり予算」は総額を5年間維持し、グアムの基地建設費などが増額されました。
 「生活第一」「対等な日米関係」というスローガンは、いったいどこに行ってしまったのでしょうか。民主党政権が、そのスローガンとは裏腹に、財界・アメリカを最優先する以前の自民党政権とまったく同じ立場に立ち戻ってしまったことは明らかではないでしょうか。
 いよいよ、庶民の立場からハッキリものを言う日本共産党の出番です。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 経産大臣に亜炭鉱廃坑陥没事故に関する申し入れ
                    (「奮戦記」12月24日付より)

 大畠章宏経済産業相に対し、岐阜県御嵩町で起きた大規模な亜炭鉱廃坑陥没事故に関して、「国として緊急的な対策をとる」よう申し入れを行いました。吉井英勝衆院議員(党議員団経済産業部会長)秘書、党岐阜県委員会常任委員・鈴木正典さん、党可児市議会議員・伊藤健二さんも参加しました。
 御嵩町では、10月20日、約75×65メートルの地面が最大3メートルに渡って陥没、住宅5世帯17人がいまも避難生活を余儀なくされています。同町では居住地の6割にあたる地下に百数十カ所にわたり亜炭廃坑が存在し、「いつ陥没事故が起きるか分からない」と住民は不安な日々を過ごしています。
 私は、同町作成のハザードマップを大畠大臣に示しながら、公共施設の地下が空洞になるなど危険な状態が続いていること、特定鉱害に認定されても、鉱害対策のための「基金」(特定鉱害普及事業等基金)が、「建物や道路の復旧以外には使えない制度」であるため実態に即した救済が行われないこと、年々地盤は劣化していくが空洞の埋め戻しなど陥没を予防する措置には使用できない制度であることなどを指摘、「基金」の柔軟な運用を求めました。
 大畠経産相は、「指摘されたことは理解できる。住民の要望にもとづいて基金をもう少し柔軟に運用できないか、何らかの形で期待に応えられるようにしたい」と明言しました。
 私は、基金が設置されている12県で被害の実情を的確に把握し、国の責任で必要な措置をとるよう求めました。大畠経産相は、「地方の経産局とも協力して事実関係を調べる」と述べました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.12.26】公明党の「福祉社会ビジョン」も財源は消費税
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101226-200929.html
【10.12.25】菅総理が、年明けに消費税増税含む基本方針表明か?!
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101225-182055.html
【10.12.24】経産大臣に亜炭鉱廃坑陥没事故に関する申し入れ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101224-165729.html
【10.12.23】愛知県小牧市の日本共産党演説会で国政報告
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101223-222723.html
【10.12.22】民主党・岡田幹事長はいつまで政倫審にこだわるのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101222-221618.html
【10.12.21】思いやり予算――日本は米軍の財布か?
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101221-102049.html
【10.12.20】全商連の財務省交渉に同席、愛知県党の政府交渉に参加
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101220-220451.html
【10.12.19】民主党執行部が政倫審にこだわるわけ
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101219-203739.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[mail@sasaki-kensho.jp]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館1106号室
      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Share (facebook)

このページの先頭にもどる