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メールマガジンバックナンバー

第372号☆4月10日 今週の政治は新党騒ぎで…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/4/10 第372号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんにちは。佐々木憲昭です。

 国会議事堂の周りにも桜の木がありますが、いちばん近いところの見事な桜並木といえば千鳥ヶ淵ですね。その桜の花も、風が吹くと桜吹雪となり歩道は真白な絨毯に変身しています。──今年は、花が咲いてから急に寒くなったためか、桜もけっこう長持ちしているようです。でも今日、明日が最後の見ごろかもしれません。北国では、これからが桜の季節ですね……。

 今週の政治は、自民党から飛び出た与謝野さんや平沼さんが新党を作る話でにぎわいました。今日は、国会議員を5人そろえて「立ち上がれ日本」という新党をつくるのだそうです。
 集まる方が先で、何をやるかは後から考えるという感じですが、ともかく平沼さんの主張である「自主憲法制定」と与謝野さんがぶちあげた「消費税増税」を掲げる政党だというのです。これまでの自民党の一番悪い部分をとりあげて強調したような古い体質の党が生まれるとしか言いようがありません。そのためか、世間の目も、なんとなく冷めた感じですね。
 与野党の理事などがあつまる各委員会理事会の雑談でも、とうぜん、このことが話題になります。……民主党は、小沢問題を抱えながら高みの見物を決め込んでいる様子で、「自民党はこれで分解するのではないか」などと皮肉を言っています。「これまでも、フロム・ファイブ、太陽党、国民の声など、いろんな名前の党があったな〜」。焦り気味なのは、自民党の側ですが「あんなことをやってもだめ、私は行かない」「こまったものだ」などと言う議員もいます。
 『asahi.com』のネットニュースによると、党名をめぐっては、藤井元運輸大臣が「サムライ」を主張したが、他のメンバーが「日本」を入れることにこだわり、「サムライ日本」は似たタイトルの流行歌があるため採用されず、結局、いくつかの案のなかから石原慎太郎氏が「たちあがれ日本」に決めたと言うのです。……しかし、「イメージと実態が合っていない」「長過ぎる」など、はやくも党ができる前から評判が良くありません。
 あるテレビでは「どっかの歌の台詞みたいだ」(自民党参院議員)「略すときに何と言うんですかね」(自民党衆院議員)などと皮肉を言ったとか、「みんなの党」代表は会見で「立ち枯れ日本?」と記者に聞き返し、ある人は「たそがれ日本?」などと言いたい放題で、どうも党名を巡ってさんざんな酷評を招いているようです。

 それよりも私が疑問に思うのは、与謝野さんは自民党の比例代表の当選者だということです。つまり、「自民党」と書いてもらって当選したのですから、そこから抜けて他の党に移ることは、選挙民に対する裏切り行為となるのではないか。他の党に移りたいなら、議員を辞職して他の党に移り、次の選挙で当選し直してからその党の議員活動をやるというのがスジではないでしょうか。これまでも、似たようなことがあり、政治家としてのケジメが問われてきました。
 ミニ政党乱立とも言われる状況は、民主党への失望がひろがり、自民党の政治にも戻りたくないとする国民の声に応えるようで、本スジから“そらす”役割を果たしているのではないでしょうか。いまこそ、国民の要望を正面から吸収してたたかうのはどの党かが問われています。スジを通す日本共産党の出番!──そう決意して、私も全力でがんばっているところです。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 増加する「思いやり予算」の原点は沖縄返還時の日米密約
                       (4月6日付「奮戦記」より)

 民主党・鳩山政権が初めて編成した2010年度予算で、米軍再編経費や米軍「思いやり予算」、沖縄米軍基地・訓練「たらい回し」のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係経費は、過去最高の3369億円に上りました。自民・公明政権に比べて、米軍への“思いやり”関係予算の増え方は異様です。
 米軍基地建設費など「思いやり」予算の原点となったのが、1972年の沖縄の本土返還に伴う日米密約でした。当時の日米政府は、表向きの返還費用3億2000万ドルとは別に、本来は米側が支払うべき日本従業員の労務費1000万ドル、基地整備費6500万ドルを負担するなどの密約を交わしました。
 沖縄返還にともなう密約については、鳩山内閣も、最近の「調査」で認めており、私も4月2日の財務金融委員会の質問で、菅財務大臣に確認しました。
 1973年度からは、関東地域の米空軍基地を横田基地に「集約」する「関東計画」が実行され、政府は78年度までの間に450億円を負担しました。1978年度から日米地位協定を拡大解釈し「思いやり」予算として労務費を公然と負担するようになり、1979年度から基地建設費をほぼ全面的に負担するようになったのです。地位協定上、在日米軍駐留経費のうち日本側に義務づけられているのは基地そのものの提供(地代、基地周辺対策費)だけです。ところが自民党政府は「思いやり」予算を、労務費・基地建設にとどまらず、水光熱費や訓練移転費と拡大してきました。
 民主党政権になっても、それを正すところか、いっそう増額しているのです。こんなことは、絶対に認めるわけにはいきません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.04.09】ゆうちょ銀行――破たんないなら預金保険機構の対象外に
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【10.04.08】昨夜、冷たい雨の中でデモ激励をしました
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【10.04.07】納税者権利憲章の早期制定を! TCフォーラムの院内集会で挨拶
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【10.04.06】増加する「思いやり予算」の原点は沖縄返還時の日米密約
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【10.04.05】憲法改悪と消費税増税──これが新党の柱か!?
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【10.04.04】与謝野・平沼「新党」は何を目指しているのか
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