奮戦記
【10.04.05】憲法改悪と消費税増税──これが新党の柱か!?
平沼赳夫元経済産業大臣と与謝野馨元財務大臣などで結成する新党は、憲法改正と消費税率引き上げを政策の柱にすると報道されています。
それは、議論が停滞気味の憲法と消費税を二大看板とすることで、自民党から離れた保守層を掘り起こす狙いがあるのだそうです。
この動きについて、日本共産党の市田忠義書記局長は記者会見でこう述べたそうです。
──「沈没しかけた自民党という泥船から早く飛び出そうという感じだ。しかも顔ぶれは憲法改正と消費税増税という最悪のコンビ。新党どころか旧党のような印象だ」と。確かにそうですね。
与謝野氏は、2008年9月11日、自民党総裁選の所見発表演説会で、消費税引き上げは避けて通れないとの認識を示し、現行5%の消費税を「3年以内に2〜3%上げる。その道筋をつける」と述べたことがあります。
また平沼氏は、たとえば2000年3月24日の「日本の息吹」インタビュー(朝日新聞)で、「やはり憲法九条が問題です。今まで解釈で乗り切ってわけですが、今、集団的自衛権の問題に突き当たっています。憲法に自衛権の存在を明記し、国連の平和維持活動にも自衛隊が大手を振って参加できるように、誰が読んでも分かるように九条を改正しなければなりません」とのべています。
この2人が代表となる新党は、国民の意思とかけ離れた古めかしいものにならざるをえません。
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