奮戦記
【10.04.09】ゆうちょ銀行――破たんないなら預金保険機構の対象外に
財務金融委員会で、ゆうちょ銀行が預金保険機構に加入しいることの問題点について質問しました。
預金保険機構は、金融機関が破たんしたさいの預金者保護などを目的とするものです。
国内の金融機関が強制加入し、預金量に応じて保険料を納めています。
2007年の郵政民営化時に、ゆうちょ銀行も加入しました。
相次ぐ金融機関の破たん処理のため、預金保険機構は09年3月末で9110億円の欠損を抱えています。
私は、ゆうちょ銀行がこれまでに支払った1170億円もの保険料が他の民間銀行の破たんによる欠損の穴埋めに利用されたと指摘しました。
亀井静香郵政担当大臣自身が「ゆうちょ銀行には暗黙の政府保証がある」とのべていることもあげて、ゆうちょ銀行が預金保険料を払う必要があるのかとただしました。
そのうえで、亀井郵政担当大臣は「ゆうちょ銀行の破たんはありえない。しかし、銀行法上の銀行である以上は負担をしなければならない」などと答弁しました。
私は「つぶれないのなら、負担する必要はない」「そういう資金があるのなら、非正規雇用を正規化したり、ユニバーサルサービスの充実に使うことこそ、公的金融機関の役割ではないか」と強調しました。
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