アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

メールマガジンバックナンバー

第353号☆11月28日 国会はどうあるべきなのでしょう

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2009/11/28 第353号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 紅葉がきれいですね。毎年この季節になると、赤や黄色に紅葉した美しい木々が私たちを楽しませてくれます。議事堂の回りの銀杏(いちょう)の木も、黄色に変わりました。そろそろ黄色い絨毯が、一面に広がることでしょう。

 今週の国会は、ボイコットしていた自民党と公明党が審議に復帰し、一見「正常化」したかに見えました。ところが自民党は、参議院で肝炎対策基本法と原爆症認定法の両案の採決には参加しましたが、党首討論などの開催をめぐる民主党との協議が不調に終わったとして、またまた参議院で「ボイコット」をはじめました。
 参院の財政金融委員会で行われた「中小企業等金融円滑化法案」の採決に自民党が欠席し、民主、公明、共産3党の賛成で可決されるという事態になりました。また、総務、法務、外交防衛、厚労委の各委員会も自民党が欠席したまま、採決が行われました。衆院の議院運営委員会で、自民党の筆頭理事は「いまは“不正常”だ」と断言しました。

 いったい国会というのは、どうあるべきなのでしょう。与党が「強行採決」をしたら野党が「ボイコット」する。……この悪しきパターンは、自民党と民主党が入れ替わっただけで、いつまでも続いています。──日本共産党は、国会が「国権の最高機関」であり「唯一の立法府」にふさわしく審議を尽くすべきだと主張し、「強行採決」にも「機械的ボイコット」にも反対してきました。

 夏の総選挙で国民は、これまでの自民・公明政権に代わる民主党中心の新政権を選択しました。──この臨時国会に求められたものは、何だったのでしょうか。
 多くの国民は、自公政権にかわる新政権が誕生して、政治の基本姿勢がどう変わるのか、深刻な雇用問題など暮らしの苦難をどう打開するのか、普天間基地をどうするのか、鳩山首相等をめぐる「政治とカネ」疑惑を国民にどう説明するのか、──これらの基本問題について徹底的に議論しつくし、必要な対策をとることを求めていたのではないでしょうか。

 臨時国会では、与党・民主党の乱暴な国会運営と自民・公明のボイコット戦術のもとで、こうした議論がつくされたとはいえない事態が生まれました。
 議論をきちんとやりとげ、国民の期待にこたえることが求められています。──予算委員会では、集中審議の開催が懸案事項として確認されていますが、それを実行することが必要です。「雇用問題」「外交・基地」「政治とカネ」の3つのテーマで、すみやかに予算集中審議をおこなうべきです。政府提出法案については、ていねいな審議をつくし、合意できるものは成立はかることは当然ですが、審議不十分なまま採決の強行はするべきではありません。
 「会期延長」をめぐり自民・民主のあいだで「駆け引き」も行われているようですが、30日(月)には、与野党国対委員長会談も予定されています。それによって、今後の国会運営の方向も明らかになるでしょう。

◇◆今週の「奮戦記」より◆◇

 藤井財務大臣が「納税者権利憲章」制定を明言しました
                (11月25日付「奮戦記」より)

 財務金融委員会で、私は、納税者の権利を守る「納税者憲章」の制定を藤井裕久財務大臣に求めました。藤井大臣は、民主党政策で掲げていることもあり、4年間の政権中に実行すると表明しました。「納税者憲章」の制定を財務大臣が国会で明言したのは初めてです。
 私は、日本共産党が1992年に提唱して以来、一貫して実現に努力してきたと述べたうえで、「生命保険を差し押さえて滞納分の納税に充てるなど、人道上も許されない強権的な徴税が行われている。納税者は対等な主権者として扱われ、権利を保障されなければならない」と強調しました。
 さらに、OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国のうち23カ国が「納税者憲章」を制定し、世界的な流れになっていることにふれ、私は「日本は遅れている。いつまでに実現するのか」と迫りました。藤井財務大臣は、「大変大事なこと。民主党の選挙公約であり、この間に実行させていただく」と答えました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【09.11.27】10中総で大会議案を決定。国会に求められているものは何か
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091127-010426.html
【09.11.26】郵政民営化凍結法案について日本共産党の塩川議員が質問
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091126-154445.html
【09.11.25】藤井財務大臣が「納税者憲章」制定を明言。愛知の皆さんと政府交渉
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091125-152031.html
【09.11.24】日本民主青年同盟の皆さんが働くルールを求める請願
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091124-202936.html
【09.11.23】三重革新懇総会で「政治の新局面」について講演しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091123-172553.html
【09.11.22】3大銀行の中小企業向け融資が前年比で4兆円も減少
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/091122-225916.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[mail@sasaki-kensho.jp]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Share (facebook)

このページの先頭にもどる