国会での活動
【13.11.13】国家戦略特区法案審議入り「創設過程が秘密だらけだ」
2013年11月13日、地域を指定して大企業のための規制緩和と優遇税制を進める国家戦略特区法案が内閣委員会で審議入りしました。
8日の本会議質問に引き続いて、佐々木憲昭議員は、この法案が立案段階から「非公表」部分が多く、情報公開に消極的な政府の姿勢をただしました。
佐々木議員は、国家戦略特区の具体策を検討したワーキンググループ(WG)の重要資料・議事録の一部が「非公表」とされていることを指摘。「内容を公開するのは当然だ」とただしました。
新藤義孝地域活性化担当大臣は「自由な議論を担保するため」「座長が決めたこと」などとの言い訳を繰り返しました。
佐々木議員は、自由な議論も対立もすべて公開するのは当然だと主張。再三の要求でやっと公開された新藤大臣がWGに提出した素案には、「事業者のリスクを最大限軽減」「グローバル企業の呼びこみ」など、特定の企業の利益に直結させる特区づくりの狙いが露骨に示されていることを指摘しました。佐々木氏は、成案では、これらの文言が削られ、あいまいな表現になっていることもあげ、「情報を隠すのは、やましいことがあるからではないか」と強調しました。
さらに、佐々木議員は、特区の規制緩和について事前の提案募集に応募した242団体・197件の内容も一部、非公表とされており、団体名も提案内容も隠されているのが11件あると指摘。「基本原則として、提案や議論の中身は公表するルールにすべきだ」とただしました。新藤大臣は「別に隠しているわけではない」としか答えられませんでした。