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国会での活動

国会での活動 − 国会質問金融(銀行・保険・証券)

【10.04.16】NPOバンクは、貸金業規制の枠外に位置づけ支援すべき

 2010年4月16日財務金融委員会で、佐々木憲昭議員は、NPOバンク支援と銀行の過誤払いについて質問しました。

   佐々木議員は、6月に完全施行される貸金業法に関して、NPOバンクを対象外とするよう求めました。
 多重債務の被害者をこれ以上出さないため、貸金業法を完全施行することは当然ですが、NPOバンクにとって次のような問題がおこります。
(1)貸付業務経験者の確保が義務づけられるが、非営利活動では給与の支払いが困難だ。
(2)指定信用情報機関の信用情報のの使用・提供が義務づけられるが、利用者が住宅ローンや教育資金などを銀行から借りにくくなる。
(3)借入総額が年収の3分の1までという総量規制によって必要な資金が貸せなくなる。

   佐々木議員は、サラ金会社、アコムの保証を受けることが利用条件となっている三菱UFJ銀行のカードローンなどが総量規制の適用除外となっているのに、NPOバンクが規制されるのは不合理だと強調しました。
 NPOバンクも「指定信用情報機関への加入義務」「総量規制」の適用除外にすべきだと主張するとともに、貸金業法の対象からはずし、NPOバンク法を制定するよう求めました。
 亀井静香金融担当大臣は、「零細な金融ニーズに対応することはきわめて大事だ。指摘されたことと同様の意見を持っている」と答えました。


 2010年4月26日、金融庁は6月に完全施行される貸金業法に関連して、NPO(民間非営利団体)バンクを規制の対象外とする内閣府例改正案を公表しました。


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