国会での活動
国会での活動 − 国会質問、財政(予算・公共事業)
【10.02.25】東海環状自動車道 御望山にトンネルを掘るルートはやめよ
2010年2月25日、佐々木憲昭議員は、22時30分から23時にかけ、予算委員会第8分科会で、前原誠司国土交通大臣に質問しました。
佐々木議員がとりあげたのは、東海環状自動車道・岐阜市御望山(ごもやま)ルートの問題についてです。
このルートは、過去何回も崩壊を繰り返し、岐阜県からも「危険区域」に指定されている御望山の山中にトンネルを掘り、高規格幹線道路を建設するものです。
佐々木議員は、国・専門家・地域住民の三者で構成する御望山調査検討会が、「安全性は確認できない」と満場一致で結論を出しているにも関わらず、国が強引に推進していることを批判しました。
その推進の「根拠」としている住民アンケートが、国が意図しているルートが最も安全であるかのような誘導的な内容であることを指摘し、誰が作成したのかをただしました。
金井道夫道路局長は「国交省の出先機関が作成した」と、事実上、アンケートに客観性がないことを認めました。
また、佐々木議員は、地域別の集計が未公開であるため各地域の意見が正確に反映していない点を追及しました。
これにたいして前原誠司国土交通大臣は、「地区別にまとめて提出する」ことを確約しました。
佐々木議員は、「検討会」に参加した専門家の意見も聞かずに国交省が独自に再調査を行ったことは税金の無駄遣いであると改めて批判しました。
金井道路局長は、ボーリング調査のためコンサルタント会社への委託費として約1億4000万円も税金を使ったことを明らかにしました。
リンク【憲昭国会質問データベース】東海環状自動車道 御望山にトンネルを掘るルートはやめよ
リンク東海環状自動車道 岐阜県・御望山にトンネルを掘るルートはやめよ(約31分)
リンク【04.03.01】東海環状自動車道・御望山トンネル「住民との合意を踏まえて対処」と国土交通大臣
リンク【07.11.07】「御望山トンネルルートの計画をなぜ排除しないか」−「地域住民の安全性」ただす質問主意書を提出
リンク【07.12.11】「東海環状道・御望山ルート」について再び質問主意書を提出