国会での活動
【09.04.27】憲法審査会規程づくりのための強引な参考人招致に抗議
2009年4月27日、議院運営委員会で、小坂憲次議院運営委員長と自民・公明の与党は、改憲原案を審査する憲法審査会規程の議決をめぐり中山太郎前憲法調査特別委員長(自民党憲法審議会長)からの意見聴取を、野党の反対を押し切って強行しました。日本共産党をはじめ野党各党は、与党による一方的な運営に抗議しました。
中山前委員長は、「一刻も早く国会に憲法論議の場を」として憲法審査会規程の早期制定を求める一方、「できるだけ広範な会派の賛同のもとに審査会を発足させるよう」にと主張しました。
意見表明した佐々木憲昭議員は、「野党との合意なしに一方的に参考人を呼ぶというやり方は禍根を残す」と批判。「いま国民が求めているのは改憲手続きの整備ではない。貧困と格差が拡大し憲法25条の生存権が脅かされているという現実をどうするかが当面の最大の課題だ」と述べました。
自民党は「(今日の)意見聴取は審議促進のうえでの一歩だ」と強調し、公明党は「強引だという野党の批判はまったく当たらない。国民投票法施行一年前となり憲法審査会発足は当然」などと述べました。
与党理事は、今後の進め方について自民党と民主党の筆頭理事の間で協議していくとしました。