国会での活動
国会での活動 − 国会質問、金融(銀行・保険・証券)
【08.06.12】日銀政策委員会審議委員の同意人事に反対
2008年6月12日、議院運営委員会で、日本銀行政策委員会審議委員の同意人事が議題となりました。
佐々木憲昭議員は、この人事に不同意の態度を表明しました。
6月3日には、衆院・参院の議院運営委員会で、候補の池尾和人慶応大学教授から所信聴取し、質疑ををおこない、佐々木議員も質問しました。
今回、日銀政策委員会審議委員として提案された池尾和人氏は、政府の各種審議会で重要な役割を果たしてきました。
昨年12月には「金融審議会金融分科会第一部会」の部会長として報告書をまとめています。
池尾氏が委員を務める財政制度等審議会は、6月3日に「2009年度予算編成に向けた建議」を財務大臣に提出しました。この建議は、自然増を毎年2200億円ずつ抑制する「社会保障費抑制路線」を堅持し、消費税増税を含む「税体系の抜本的改革」を早期に実現することを求めています。
他方で、池尾氏はインフレ・ターゲティング論に反対の立場をとり、2007年1月に追加利上げが見送られたさい、「日銀を追い込むような政府・与党サイドの圧力のかけ方に問題があった」と政府・与党を批判しています。
総合的にみて、従来の自民党政府の経済・金融政策を大枠で推進する立場にあった人物ですので、不同意の態度を取りました。
また、この日の衆議院本会議で、与党が提出した「福田内閣信任決議案」にたいする反対討論と議決が行われました。
日本共産党を代表して、穀田恵二国対委員長が反対討論をおこないました。
この本会議には、民主党、社民党、国民新党が欠席をしました。その理由は、参議院で問責決議案を可決したからだといいます。しかし、参議院で可決されて衆議院に回ってきた「後期高齢者医療制度廃止法案」は、参議院の議員立法として提出されたものです。これは、政府提出の法案と違うのですから、出席して議論をすべきではないでしょうか。